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2018年12月19日VirtualBox 6.0がリリース、パフォーマンスやインタフェースが大幅に改善、Linux 4.20のサポートも

Oracleは12月18日(米国時間⁠⁠、オープンソースの仮想化ソフトウェア「VirtualBox」の最新版となる「VirtualBox 6.0」の一般提供を開始した。対応プラットフォームはLinux、Windows、macOS、Solarisとなっている。

Changelog for VirtualBox 6.0

VirtualBox 6.0におけるメジャーアップデート項目は以下の通り。

  • Oracle Cloud Infrastructureに仮想マシンをエクスポートすることが可能に
  • HiDPIにおける画面表示やスケーリングの改善などインタフェースの向上
  • アプリケーションおよび仮想マシンの設定におけるインタフェースを変更
  • ゲストファイルシステムのコントロールやホスト/ゲスト間でのファイルコピーを可能にする新しいファイルマネージャ
  • Windowsゲストを対象にした3Dグラフィックサポートや、Linux/SolarisゲストでのVMSVGA 3Dグラフィックデバイスエミュレーションなどグラフィック関連のアップデート
  • サラウンドスピーカー設定のサポート(Windows 10 Build 1809)
  • Appleホスト上のゲストディスクにあるコンテンツにアクセスするコマンドラインユーティリティ「vboximg-mount」
  • 仮想マシンのパフォーマンスが低下することを回避するため、Windwosホストでフォールバック実行のコアとしてHyper-Vが利用可能に

このほか、12月23日にリリース予定のLinux 4.20への対応(ホスト/ゲスト)やSolarisインストーラの修正、OS/2(ゲスト)の共有フォルダサポートとなども追加されている。

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