Linus Torvaldsは2月24日(米国時間)、次期Linuxカーネル「Linux 5.0」の8本目となるリリース候補(rc)版「Linux 5.0-rc8」を公開した。Linux 5.0のリリース候補版としてはおそらく最後の提供となる。
- Linux 5.0-rc8 :Linus Torvalds
通常よりも多い8本目のリリース候補版の提供となったが、その大きな理由は前週のLinux 5.0-rc7公開後に適用したパッチの数が多かったことによる。リリースを阻害するほどクリティカルなバグはないものの、一部はコアファイルに関わるものであったため、Linusは「無理に急ぐ必要はない(no hurry)。もう1週焼き直そう」としてrc8の提供に切り替えたとしている。なお、rc8はrc7よりも若干サイズが大きいが、その差は問題になるほどではなく、大きな修正は少ないという。
Linux 5.0の正式版は1週間後の3月3日(米国時間)に提供が開始される予定だ。