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2019年3月11日 人気上昇中のデスクトップLinux「Feren OS」,リポジトリ管理をSourceForgeからGitHubに移行

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ここ1,2年,WindowsやmacOSのリプレース先としてじわじわと人気上昇中のOSにFeren OSがある。イギリスで開発されたLinux Mintベースのディストリビューションで,ローリングリリース方式を採用しており,現時点では2019年1月リリースが最新バージョンとなる。日本ではそれほど知名度が高くないが,デスクトップ環境の改善に力を入れているMint(Cinnamon DE)をベースにしていることからもわかる通り,カスタマイズのしやすさやきびきびとした動作,そしてセキュリティやプライバシー保護の観点からも高い評価を得ている。

このFeren OSが3月5日,ひとつの大きなアナウンスをユーザに向けて行った。これまでFeren OSのリポジトリを管理していたSourceForge.netを離れ,GitHubに移行するというものだ。

Moving on with the Feren OS Repositories - Feren OS

Feren OSの発表によれば,SourceForge上で1週間以上に渡り,パッケージファイルなどでAPTのアップグレードができずに404エラーが返ってくる不具合が頻発したとのこと。⁠最初はランダムな現象かと思ったが,事態は時間を追うにつれて悪化し,改善する見込みがないと判断,Feren OS PPAをSourceForgeに置くことを断念し,新しい場所(GitHub)に移すことにした」と説明している。なお,現時点では「移行するのはリポジトリだけで,Feren OSのISOは引き続きSourceForge上に置く」としている。

GitHub上のリポジトリページ(stable)はすでに用意されており,年内にはテスト版(unstable)もGitHub上で稼働させる予定だという。

The Feren OS Repository - GitHub

かつては主流のホスティングサービスだったSourceForge.netだが,レビューやプルリク,ブランチ運用などにおいてはGitHubやGitBucketといったGitベースのサービスに軍配が上がるため,多くの著名なオープンソースプロジェクトがSourceForgeを離れていった。今回,Feren OSはリポジトリの移行だけとしているが,今後,メインのホスティングサービスがGitHubに替わることはほぼ間違いないだろう。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。