Linus Torvaldsは12月8日(米国時間)、「Linux 5.5」の最初のリリース候補版となる「Linux 5.5-rc1」を公開した。Linux5.5は通常よりも変更点が多いカーネルとされているが、Linusは「まったくもっていつもどおりの状況で、とくにおかしなことは起こっていない」とコメントしている。
- Linux 5.5-rc1 :Linus Torvalds
Linux 5.5ではRaspberry Pi 4のサポートやLinux 5.4で追加されたMicrosoft exFATファイルシステムの改善、スケジューラ(CFS)の大幅なアップデートなど大きな変更が数多く予定されており、2週間のマージウィンドウ期間が終了した時点でコミット数は1万2500以上に上るという。
末年始を挟んでの開発となるが、順調に進行すれば1月下旬には「Linux 5.5」の正式リリースが公開されると見られている。