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2020年7月8日CentOS 8.2.2004がリリース、CentOS Streamのアップデートも

CentOSプロジェクトは7月7日(米国時間⁠⁠、アップストリームの「Red Hat Enterprise Linux 8.2」をベースにした「CentOS Linux 8.2.2004」のリリースを発表した。また、CentOSプロジェクトのWebサイトが2013年以来、7年ぶりにリニューアルしたことも同時に伝えている。

CentOS Community newsletter, July 2020 (#2007) -Blog.CentOS.org
The CentOS Project

ニュースレターでは、2019年9月にアナウンスされたCentOS Streamのアップデートについても言及されている。Red Hatは現在、次期バージョンである「Red Hat Enterprise Linux 8.3」を開発中だが、RHLE 8.3由来の機能のいくつかはすでにCentOS Streamにも反映されつつあり、アップデート済みのインストーラやインストールメディアをミラーサイトからダウンロードして試すことができるようになっている。

また、直近のCentOS Streamにおけるメジャーな追加として、低遅延を要求されるアプリケーションワークロードにフォーカスした「RealTime(RT)リポジトリ」が挙げられている。RTリポジトリはRHELと並行して開発されているパッケージ群で、CentOS Streamのユーザから寄せられたフィードバックをもとに、RHEL 8.3にもアドオンとして実装される予定だという。こちらも最新のCentOS Streamにアップデートし、⁠Stream-RT」リポジトリを有効化することで利用可能だ。

CentOSとRHELの"中間(midstream)"として機能するためにローンチされたCentOS Streamだが、RHEL 8.3がその最初の大きなマイルストーンになりそうだ。

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