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2020年9月17日 GNOME 3.38がリリース,Fedora 33/Ubuntu 20.10で採用へ

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The GNOME ProjectリリースチームのMatthias Clasenは9月16日,⁠GNOME 3.38(開発コード"Orbis"⁠⁠」の正式リリースを発表した。2020年3月にリリースされた前バージョン「GNOME 3.36」から6ヵ月の開発期間を経ての公開となる。⁠Fedora 33」「Ubuntu 20.10」など,今秋のリリースを控えているメジャーなディストリビューションでもGNOME 3.38がデスクトップ環境として採用される予定だ。

GNOME 3.38 released
GNOME 3.38 Release Notes

GNOME 3.38ではパフォーマンスやセキュリティが大幅に向上しているほか,主要なアプリケーションのUXが大きく変更されている。また,UbuntuやFedoraの方針と同様に,全体的にWaylandサポートを強化している点が特徴だ。

その他のおもなアップデート内容は以下の通り。

  • アプリケーションビューの配列やグルーピングシンプルなクリック/ドラッグで操作可能に
  • インストール後に最初に表示される,Rustで記述された新しい「ウェルカムツアー(Tour⁠⁠」
  • 「ペアレンタルコントロール」オプションからの設定が可能に
  • USB接続の指紋認証リーダー機器を通したユーザ認証(許可されていないデバイスからのアクセスを防御)
  • システムメニュー内にバッテリー残量を表示するインジケータ(オプション)
  • GNOME Shellにおけるスクリーンレコーディング機能が大幅に向上
  • 異なるリフレッシュレートのモニタを組みわせてマルチモニタ環境を構成可能に(Waylandのみサポート)
  • Webブラウザのインテリジェントトラッキングプリベンション(Intelligent Tracking Prevention,トラッキング防止機能)がデフォルトでイネーブルに
  • Mapアプリの表示をスマートフォンにも最適化

なお,GNOME 3.38の次のバージョンは「GNOME 40」になる予定で,6ヵ月後の3月21日を目標に開発サイクルがスタートする。

New GNOME versioning scheme

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。