Debianプロジェクトは11月12日、開発中の次期リリース「Debian 11 "Bullseye"」のデフォルトデスクトップテーマとして、Debianのアートワークをいくつか手掛けてきたイラストレータ Juliette Takaによる「Homeworld」を採用したことを発表した。
"Homeworld" will be the default theme for Debian 11 -Bits from Debian
「Bits from Debian」のHomeworldテーマ紹介ページ
Debianデスクトップチームは8月中旬からBullseyeのデフォルトアートワークをCFP(Call for Papers)として募集してきており、10月15日までにHomeworldを含む18の候補作品が決定していた。その後の公開投票の期間を経て、Takaが描いたHomeworldが正式に選出される結果となっている。
Takaのアートワークは「Debian 8 "Jessie"」「 Debian 9 "Stretch"」「 Debian 10 "Buster"」でも採用されており、いわばDebianユーザにとってはおなじみのデスクトップテーマをこれまで数多く手掛けてきた。今回のBullseyeで採用されたHomeworldについては「20世紀のドイツに誕生したアートスタイルであるバウハウスムーブメントにインスパイアされた」とコメントしている。
Debian | Juliette Taka's portfolio
なお、TakaによるBullseyeのログイン画面や壁紙、インストーラなどのデザインはGitHubのリポジトリから入手可能となっている。
julietteTaka/homeworld -GitHub