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2020年12月4日 AWS,Kubernetesディストリビューション「Amazon EKS Distro」をオープンソースで公開

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AWSは12月1日(米国時間⁠⁠,同社が提供するマネージドKubernetesサービス「Amazon EKS」で使用されているのと同じKubernetesコンポーネントをベースに構成したKubernetesディストリビューション「Amazon EKS Distro」をオープンソースとして公開したことを発表した。ライセンスはApache 2.0 License。

Introducing Amazon EKS Distro (EKS-D) -AWS Open Source Blog
Amazon EKS Distro: Amazon EKS で使用される Kubernetes ディストリビューション -Amazon Web Services ブログ
Amazon EKS Distro (EKS-D) -GitHub

Amazon EKS DistroにはオープンソースのKubernetesに加え,CoreDNS,CNIコアバイナリ,CSI Sidecarコンテナ,最新のセキュリティパッチ(ビルド/コード)などが含まれる。Amazon EKSが使用しているのと同じバージョンのKubernetesをサポートしており,UbuntuやRed Hat Enerprise LinuxなどEKSをサポートするOSとの依存関係もそのまま提供されるため,EKSが動く環境であれば同様にAmazon EKS Distroをデプロイすることが可能。また,コミュティサポートの有効期限が切れたあとも,Amazon EKSでサポートされるバージョンのバックポートパッチを使用してKubernetesバージョンの拡張サポートの提供を受けることができる。

AWSは11月30日から同社の年次カンファレンス「AWS re:Invent 2020」をオンラインで開催しており,Amazon EKSに関連するプロダクトとして,オンプレミスでもAmazon EKSと同じエクスペリエンスを得られるサービス「Amazon EKS Anywhere」の2021年前半からの提供を発表している。EKS AnywhereのKubernetesクラスタはEKS Distroをベースに構築される予定で,Amazon EKS,EKS Distro,Amazon EKS Anywhereの間ではKubernetesバージョンやツールの一貫性が保たれることになり,メンテナンスコストの大幅な削減が期待される。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。