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2021年1月14日「Debian 11 "Bullseye"」フリーズが開始、i386のサポートは継続へ

Debianリリースチームは1月13日、開発中の次期リリース「Debian 11 "Bullseye"」がフリーズの第一段階である「トランジションフリーズ(Transition fereze⁠⁠」に入ったことを明らかにした。

bits from the release team: bullseye freeze started and its architectures

リリースチームのメンバーであるPaul Geversによれば、1月12日付けで新規の仕様変更や大規模な改変の受付を終了し、今後は新規のパッケージ追加がストップする「ソフトフリーズ(Soft-freeze⁠⁠2/12予定)までに変更作業の完了を進めていくという。フリーズに入ったことを受け、Geversはパッケージメンテナーたちに対し、重要なバイナリパッケージを変更しないように呼びかけている。

なお、GeversはDebian 11がサポートするアーキテクチャの中に、サポート中止が議論されていたi386が含まれることを明らかにしている。i386に関しては多くのディストリビューションがサポートを終了(または終了を表明)しているが、DebianプロジェクトはBullseyeでのサポートは継続し、その次のバージョンとなる「Debian 12 "Bookworm"」でふたたびi386サポートについて新たな決断をするとしている。

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