Fedoraプロジェクトは6月15日、「Fedora Cloud」として提供しているクラウドエディションのデフォルトファイルシステムを、デスクトップエディションと同様にBtrfsに変更することを明らかにした。10月にリリースが予定されている「Fedora 35」での実装を予定している。
- Make btrfs the default file system for Fedora Cloud -Fedora Project Wiki
Fedora側はクラウドイメージをBtrfsで運用するメリットとして、CoW(Copy-on-Write)や透過的圧縮、reflinkによるスナップショット作成、データ破損からの保護、自由度の高いストレージのリサイズ機能(online shrink & grow)を挙げており、またRed HatのようにBtrfsをサポートしていないOSがホストのクラウド環境であっても、Btrfsクラウドイメージを起動させて正常に動作させることは可能だとしている。
デスクトップエディションは2020年10月リリースの「Fedora 33」からBtrfsがデフォルトファイルシステムとして実装されているが、ちょうど1年後にクラウドエディションもBtrfsに統一されることになりそうだ。