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2021年8月13日 Btrfs,Linux 5.15でidmapped mountsをサポートへ

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2021年4月にリリースされた「Linux 5.12」で実装された「idmapped mounts」は,ファイルやディレクトリの所有者を変更することなく,異なるUID/GIDによるマウントを可能にする機能で,とくにコンテナ間での安全なファイル共有を可能にすることから高い評価を得ている。このidmapped mountsをサポートするファイルシステムはFATとext4だが,今秋リリース予定の「Linux 5.15」でBtrfsもサポートすることが確実になった。

btrfs: allow idmapped mount -kernel/git/kdave/linux.git - Btrfs kernel development

パッチの作成にあたったのはidmapped mountsを開発したカーネルメンテナーのChristian Brauner(Canonical所属)で,BtrfsやLXDにおいて多くの実績を残す開発者だ。本パッチは7月27日にBraunerによりカーネル開発ツリーに投稿され,8月10日にはコミッターのDavid Sterba(SUSE所属)によってコミット(Signed-off-by)されている。これにより本パッチは次期カーネルの実装候補を格納する"for-next"に入り,現在開発中の「Linux 5.14」のリリース後にオープンする「Linux 5.15」のマージウィンドウに含まれる予定だ。chrootすることなく,セキュアにファイル共有が行える機能としてKubernetesユーザなどから評価の高いidmapped mountsだが,今秋以降,そのユースケースがいちだんと拡大していくことになりそうだ。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。