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2021年9月13日もっとも混乱したマージウィンドウ!? ―Linux 5.15-rc1が公開、正式リリースは11月に

Linus Torvaldsは9月12日(米国時間⁠⁠、次期Linuxカーネル「Linux 5.15」の最初のリリース候補版(RC)となる「Linux 5.15-rc1」を公開した。⁠5.xシリーズの中ではもっとも小さいサイズ(1万超のコミット、通常は1万2,000~1万4,000)のrc1」というLinusのコメントにもあるように比較的コンパクトなサイズでのスタートとなったが、数多くの変更点が反映されたバージョンとなる。

Linux 5.15-rc1 -Linus Torvalds

Linux 5.15では、Paragon Softwareが開発した新しいNTFSドライバ(NTFS3)やインカーネルでサポートするSMB3ファイルサーバ(ksmbd)など、いくつかの大きなアップデートが含まれている。またLinusは「今回はもっとも混乱したマージウィンドウになった。その原因の最たるものが、僕がみずから招いたダメージ、-Werror(のデフォルト有効)をアグレッシブに進めようとした一連の経緯だ」とマージウィンドウ期間中に起こった-Werrorをめぐる議論について、自分の当初のマージが若干行き過ぎていたことを認めている。

開発が順調に進めば、Linux 5.15は2021年11月中の正式リリースが見込まれている。

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