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2021年12月9日Apple、オープンソースに特化したサイト「Open Source at Apple」開設

Appleは12月8日(米国時間⁠⁠、Appleプラットフォームに関連するオープンソースのリソースや情報を集約して提供するサイト「Open Source at Apple」を開設した。サイトのトップには「オープンソースソフトウェアはAppleプラットフォームと開発ツールの核心である。Appleは世界中の開発者とともにオープンソースコードのクリエイト、コントリビュート、そしてリリースを行っていく」とあり、Appleによるオープンソースへの本格的なコミットメントとしても注目される。

Open Source at Apple.
Open Source at Apple トップページ

「Open Source at Apple」の中心メンバーは、JavaアーキテクトでRed Hat時代にJBossの開発などを担当していたAppleのオープンソースエンジニア/マネージャを務めるAndrew Lee Rubingerや、CNCF(Cloud Native Computing Foundation)のチェアパーソンで、Appleのオープンソースプログラムオフィスのヘッドを務めるArun Guptaなど。Rubingerは自身のTwitterでもサイトの開設をアナウンスしている。

Rubingerによれば、Appleは今後、世界中の開発者と協力しながら、Apple発のオープンソースプロジェクトとともに外部のオープンソースプロジェクトにも関与していく姿勢を示しており、コードの公開もこれまで以上に積極的に行っていくという。⁠私はオープンソースを信じており、Appleを信じている。我々が一緒に行動したとき、どんなことが未来に起こるのか、それを見るのが待ちきれない」Rubingerのツイートより⁠⁠。

Appleが企業としてオープンソースにコミットする姿勢を見せたことはこれまでほとんどなく、今回のサイトの開設はAppleにとってもオープンソースコミュニティにとっても大きなターニングポイントになるかもしれない。サイトに掲載されているソースはまだ多くはないが、今後の拡充に期待がかかる。

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