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2022年3月4日CentOS Streamの車載システム開発推進グループ、バイナリディストリビューション「AutoSD」公開

「Red Hat Enterprise Linux(RHEL⁠⁠」のクローンOSである「CentOS Linux」の開発は2021年12月末をもって終了したが、"CentOS"を冠したオープンソースプロジェクトが終了したわけではなく、現在は「CentOS Stream」というRHELのアップストリームディストリビューションとして、ローリングリリースモデルで開発が続いている(RHELのリビルド/クローンではない⁠⁠。

CentOS Stream とは

CentOS Streamプロジェクトには特定の目的にフォーカスしたCentOS Streamの開発を進める「SIG(Special Interest Groups⁠⁠ 」がいくつか存在する。そのひとつである「Automotive SIG」はオープンソースベースの車載システムの開発を促進するグループで、2021年7月にSIGとして承認された。そのAutomotive SIGが3月2日、初のバイナリディストリビューションとなる「Automotive Stream Distribution(AutoSD⁠⁠」のリリースを発表した。

CentOS Automotive SIG Announces New AutoSD Distro -blog.centos.org

Red Hatは現在、自動車業界に特化したRHELベースのインフラの開発を進めているが、CentOS StreamがRHELのアップストリームとして機能しているように、AutoSDもRed Hatが今後リリースする車載プロダクトのアップストリームとして位置づけられることになる。Automotive SIGはFedora IoTチームとも密に連携しており、今後もオープンな開発体制を拡張しながら、RHELの車載システム開発のサポートを継続していく方針だ。

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