vUDS 13.08(2)
Ubuntuの開発会議、
なお、
- client-s-32v64-bit:Ubuntu Serverはすでに64bitが推奨になっているが、
クライアント版のUbuntu (Ubuntu Desktop) の推奨バージョンを64bitに切り替えるタイミングと、 今後の32bit版のスケジュールを検討しよう。ARMの64bit化はまだ先の話なので、 x86/ x64/ x32の検討をしておこう。ひとまずの現状として、 Multiarchが健全に機能しているためx64への移行に致命的な障害はない。メモリフットプリントを肥大させずに64bit空間を扱えるようにする方法としてx32があるが、 まだ実績がないのでx86・ x64から選択することになる。状況的には、 そろそろwww. ubuntu. comでデフォルトダウンロードとして選択できるようにしても良さそうだ。x86版のフェードアウト時期はいろいろと難しい問題で、 「13. 10で推奨をx64へ切り替え、 14. 04を最後のx86サポートとして14. 10はx86版なし」 というものから、 「2038年問題で否応なく切り替えざるを得ないタイミング、 つまり32. 04 LTS (=2037年4月まで) までサポートし続ける」 というプランまでいろいろとありえるため、 これは今後検討していこう。 - client-1308-mir-roadmap:Mirのロードマップを検討しよう。Ubuntuを採用するOEM・
ODMからのフィードバックや、 Mir/ XMirの完成度 も含めて、十分な検討を行おう。 - client-1308-push-notifications:Ubuntuにプッシュ配信機能を受け取る機能を持たせよう。プロトタイプAPIは2013年12月頃までに、
そして本格的なものを状況を見て実現していこう。 - client-1308-rolling-libreoffice:LibreOfficeのリリースとUbuntuのリリースの間で、
どのように整合性を取っていくか検討しよう。古いUbuntuのリリースではPPAを使わないと新しいLibreOfficeが使えないというのはあまり良い状態ではない。しかしLibreOfficeを更新すると失われる機能もあり、 Ubuntuのアップデートポリシーとしては気楽にバージョンアップを繰り返すモデルにすることもまた難しいものがある。特にこれは企業ユースで顕著だ。Firefoxのように頻繁なバージョンアップに追従できるようにすることも含めて、 対応を検討しよう。 - foundations-1308-os-updates:Ubuntu Touch環境で、
リリース後にどうやってシステムをアップデートしていくか、 方法を含めて考えよう。リカバリイメージそのものを更新する、 あるいは通常通りupdate-manager経由で更新する、 別のシステムからphablet-toolsを経由してアップデートする、 起動時に自分自身を更新するなど、 さまざまなアプローチを可能にしておかなくてはならない。 - foundations-1308-revocable-memory:スマートフォンのようなメモリが少なめの環境において、
「適切な方法でメモリを回収する」 方策を検討しよう。OOM Killerのような野蛮なやりかたでは必要なプロセスまで殺してしまうおそれがあるし、 スマートフォンの使われ方にもまったくそぐわない。Androidで使われているような、 「リボーカブルな」 形でメモリを確保しておき、 システムの空きメモリが少なくなったときにその分を回収できるようなモデルに持ち込むべきだ。とりあえずプロトタイプを実装してみよう。 - foundations-s-touch-download-service:Ubuntu Touchで用いるOSイメージやアプリケーションについて、
一種の 「ダウンロードセンター」 を準備しよう。 - foundations-1308-power-measurement:システムが消費する電力を計測できるようにして、
可能そうであればDaily buildを自動テストできる状態に持ち込もう。 - foundations-irst-support:Intel Rapid Start Technology
(スリープとハイバネーションの組み合わせ技術で、 スリープ並の復帰時間とハイバネーション並の消費電力を両立させるもの。Linuxでは3. 11カーネルからサポート) をUbuntu上でも利用できるようにしよう。単にRST (Rapid Start Technology) が動作できるようにするだけでなく、 インストール時にRST用のパーティションを確保したり、 あるいは暗号化と共存して動作できるようにしなければならない。もちろんGUIも必要になる。
14.04 LTSのスケジュール
13.
特に重要なマイルストーンは次の通りです。予定通りに作業が進めば、
- 11月21日:Feature Definition Freeze
- 12月19日:Alpha 1
- 1月23日:Alpha 2
- 2月6日:Debian Import Freeze
- 2月20日:Feature Freeze
- 2月27日:Beta 1
- 3月13日:User Interface Freeze
- 4月3日:Kernel Freeze
- 4月10日:RC
- 4月17日:Release
ただし、
各種Flavourの13.10 Beta1
13.
なお、
CuBox-i
小型のARM Box、
CuBoxは、
i.
ただし、
先行するWandboardやUtiliteなどと同じく、
- 最小限の構成のCuBox-i1
(約$45、 シングルコア、 メモリ512MB、 10/ 100 Ethernet、 eSATA・ RS-232Cなし) - やや上位のSoCを採用し、
メモリを1GB、 2コアにしたCuBox-i2 - 上位のSoCを採用し、
i2にeSATA・ 1GbE・ RS-232C・ Wifi・ Bluetoothを追加したCuBox-i2Ultra - さらに上位のSocを採用し、
4コア・ 2GBメモリを備えたi4Pro
比較的リーズナブルな送料
UWN#332
Ubuntu Weekly Newsletter #332がリリースされています。
その他のニュース
- ARMへの移植が困難なx86/
x64バイナリを、 一種のトランスレータを経由して動かすソリューション。 - Juju Championshipの応募カテゴリが追加になりました。追加された分野は継続展開
(Continuous deployment)・ メディア関連 (Media)・ 電話 (Telecommunications) の3つです。 - Mir/
XMir環境における各種ベンチマーク。条件によってはXOrgよりもMirの方が良い成績を残しているものもあり、 機能や安定性はともかく、 期待できる内容となっています。 - Kubuntuの有償サポートがEmergeOpen社によって提供されるようになりました。英語のみではありますが、
Kubuntuを本格的に導入したい場合には有効な選択肢になりそうです。 - Ubuntu TouchのFile ManagerとMusicの現状。WeatherとCalendarのスクリーンショットもあります。