UOS 15.11(3)
11月初旬にUbuntu Online Summit 15.
- supporting-legacy-applications-on-ubuntu-personal:Ubuntu Personal
(Snappy Ubuntu CoreのDesktopバージョン) 環境で、 これまでのXベースのアプリケーションをうまく扱うにはどうすればいいだろう? そもそもこれまでの豊富な.debパッケージ群を捨てるのはナンセンスだし、 これまでのソフトウェア資産を扱えないデスクトップ環境に魅力はない。こうした問題を解決するために、 Snappy/ Ubuntu Personal環境ではLibertineというサンドボックス環境を準備している。これを用いたUbuntu Personalのレガシーアプリケーション実行環境を検討しよう。 - developer-desktop-plan-1604:16.
04における、 「開発者向け」 デスクトップ環境について検討しよう。 - convergence-qa:
「コンバージェンス」 環境についての疑問点を整理しよう。Mir+Unity 8とUbuntu Personalはいつデフォルトにするべきだろうか? 16. 04では不可能であることは分かっているが、 では16. 10でデフォルトにすることは可能だろうか? - ubuntu-pi-flavour-maker:Ubuntu Mate Teamが、
「Raspberry Pi2用のUbuntu Mateイメージ」 を簡単に生成するスクリプトを作成している。このスクリプトを進化させて、 いろいろなフレーバーで 「Raspberry Pi2用のイメージ」 を作成できるようにして共有しよう。これによって、 Ubuntu Core以外の環境もRPI2で簡単に利用できるようになるはずだ。
最大のポイントは、
この議論ではMirやUnity 8、
また、
Snappy + LibertineによってLinuxデスクトップの常識が書き換わるか、
UWN#442
Ubuntu Weekly Newsletter #442がリリースされています。
その他のニュース
- 「linux-crashdumpパッケージをインストールした後、
実際に使うためにはブートローダーのオプションを変更しないといけないけど、 デフォルトで有効にするべきではないか?」 という提案。この提案は受け入れられる方向にあるので、 おそらくXenialでは 「とりあえずカーネルクラッシュする不具合を踏んだらlinux-crashdumpパッケージをインストール」 という対応ができるようになるでしょう。 - Ubuntu Communityに対して行われた寄付の総額と、
その使い道について 。 - NanoPi2っていうボードを作ったのだけど、
これにUbuntuを移植してみないかい? という問いかけがubuntu-devel-discussで行われています。NanoPi2は、Samsung S5P4418を搭載した 「Raspberry Piっぽい」 廉価なARMボードで、 $32という価格にもかかわらず、 Coretx A9 Quadcore + GbE + 1GBメモリを備え、 コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。RPI互換のピンヘッダも備えています。現時点ではDebian JessieとAndroidが動いているということで、 冬休み等に挑戦してみると面白いかもしれません。 - JujuのCharmstoreに存在する各種charmをコマンドラインから検索するプラグインと操作方法。
- Ubuntu Phoneの次のアップデート、
OTA-8の更新内容について。 - golangでJujuのコードを書く方法。
今週のセキュリティアップデート
- usn-2807-1:Linux kernel (Wily HWE)のセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2015-November/ 003190. html - Ubuntu 14.
04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2015-5307を修正します。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。 - 備考:ABIの変更を伴いますので、
カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ (標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど) は依存性により自動的にアップデートされるため、 通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。
- https://
- usn-2809-1:LXDのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2015-November/ 003191. html - Ubuntu 15.
10用のアップデータがリリースされています。LP#1515689を修正します。 - LXDが起動時に作成するUnixソケットが、
wrold writableになっていました。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
- https://
- usn-2810-1:Kerberosのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2015-November/ 003192. html - Ubuntu 15.
10・ 15. 04・ 14. 04 LTS・ 12. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2002-2443, CVE-2014-5355, CVE-2015-2694, CVE-2015-2695, CVE-2015-2696, CVE-2015-2697, CVE-2015-2698を修正します。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
- https://
- usn-2811-1:strongSwanのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2015-November/ 003193. html - Ubuntu 15.
10・ 15. 04・ 14. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2015-8023を修正します。 - eap-mschapv2認証を迂回することが可能でした。
- 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
- https://
- usn-2812-1:libxml2のセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2015-November/ 003194. html - Ubuntu 15.
10・ 15. 04・ 14. 04 LTS・ 12. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2015-1819, CVE-2015-7941, CVE-2015-7942, CVE-2015-8035を修正します。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。
- https://
- usn-2813-1:LXCFSのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2015-November/ 003195. html - Ubuntu 15.
10・ 15. 04用のアップデータがリリースされています。CVE-2015-1342, CVE-2015-1344を修正します。 - LXCFSのアクセス制御の一部が期待通りに機能していませんでした。
- 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。
- https://