Ubuntu 18.04 LTS “Bionic Beaver”のリリース
2018年4月26日
bionicは
リリースノートと、
なお、
- リリースノート:https://
wiki. ubuntu. com/ BionicBeaver/ ReleaseNotes - リリースノート
(日本語翻訳版):https:// wiki. ubuntu. com/ BionicBeaver/ ReleaseNotes/ Ja [1]
Spectre/Meltdown対策、(ひとまず)完結編
数ヶ月に及ぶ試行錯誤が実るときがやってきました。4月6日号でお知らせしていたマイクロコード更新と、
その他のニュース
- 本連載の姉妹連載、
Ubuntu Weekly Recipeの執筆陣も参加している 「team zpn」 による18. 04 LTSをテーマにした同人誌 『ざっクリわかるUbuntu 18. 04 LTS 』のダウンロード版の販売が開始されています。 - これまでお知らせしてきた
「Euclid」 用カーネル、 linux-euclidに公式なセキュリティアップデートが提供されています。現時点では筆者は正確なリリースアナウンスを目にしていませんが、 kernel-teamによって、 実際に 「メンテナンスされている」 状態になっていることから、 公式なカーネルフレーバーとして追加されたものと考えられます。
今週のセキュリティアップデート
- usn-3624-1,usn-3624-2:Patchのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004355. html - https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004357. html - Ubuntu 17.
10・ 16. 04 LTS・ 14. 04 LTS・ 12. 04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2016-10713, CVE-2018-1000156, CVE-2018-6951を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行に繋がると考えられます。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。 - usn-3621-2:Rubyの再アップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004356. html - Ubuntu 14.
04 LTS用のアップデータがリリースされています。 - usn-3621-1でのCVE-2018-1000074への対処が不十分かつ副作用をもたらすものだったため、
一時的にこの修正を除去したバージョンです。将来的な改善バージョンで置き換えられる予定です。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。 - usn-3625-1, usn-3625-2:Perlのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004358. html - https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004361. html - Ubuntu 17.
10・ 16. 04 LTS・ 14. 04 LTS・ 12. 04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2015-8853, CVE-2016-6185, CVE-2017-6512, CVE-2018-6797, CVE-2018-6798, CVE-2018-6913を修正します。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。 - usn-3626-1:Rubyのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004359. html - Ubuntu 17.
10・ 16. 04 LTS・ 14. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2018-6914, CVE-2018-8778, CVE-2018-8779, CVE-2018-8780を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行に繋がると考えられます。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。 - usn-3611-2:OpenSSLのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004360. html - Ubuntu 12.
04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2017-3735, CVE-2018-0739を修正します。 - usn-3611-1の12.
04 ESM用バージョンです。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。 - usn-3627-1:Apache HTTP Serverのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004362. html - Ubuntu 17.
10・ 16. 04 LTS・ 14. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2017-15710, CVE-2017-15715, CVE-2018-1283, CVE-2018-1301, CVE-2018-1303, CVE-2018-1312を修正します。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。 - usn-3628-1, usn-3628-2:OpenSSLのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004363. html - https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004364. html - Ubuntu 17.
10・ 16. 04 LTS・ 14. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2018-0737を修正します。 - RSAキーの生成時にcache-timingアタックが可能でした。
- 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。 - usn-3629-1:MySQLのセキュリティアップデート
-
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004365. html - Ubuntu 17.
10・ 16. 04 LTS・ 14. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CpuApr2018相当のアップデートです。CVE-2018-2755, CVE-2018-2758, CVE-2018-2759, CVE-2018-2761, CVE-2018-2762, CVE-2018-2766, CVE-2018-2769, CVE-2018-2771, CVE-2018-2773, CVE-2018-2775, CVE-2018-2776, CVE-2018-2777, CVE-2018-2778, CVE-2018-2779, CVE-2018-2780, CVE-2018-2781, CVE-2018-2782, CVE-2018-2784, CVE-2018-2786, CVE-2018-2787, CVE-2018-2810, CVE-2018-2812, CVE-2018-2813, CVE-2018-2816, CVE-2018-2817, CVE-2018-2818, CVE-2018-2819, CVE-2018-2839, CVE-2018-2846を修正します。 - 5.
5系を5. 5.60 へ、5. 7系を5. 7.22 へ更新します。 - 備考:upstreamのリリースをそのまま利用したアップデートです。セキュリティ修正以外の、
非互換をもたらすバグ修正が含まれている場合があります。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
- https://
- usn-3630-1:Linux kernelのセキュリティアップデート
-
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004366. html - Ubuntu 17.
10用のアップデータがリリースされています。CVE-2018-8043を修正します。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。 - 備考:ABIの変更を伴いますので、
カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ (標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど) は依存性により自動的にアップデートされるため、 通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。
- https://
- usn-3630-2:Linux kernel (HWE)のセキュリティアップデート
-
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004367. html - Ubuntu 16.
04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2018-8043を修正します。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。 - 備考:ABIの変更を伴いますので、
カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ (標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど) は依存性により自動的にアップデートされるため、 通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。
- https://
- usn-3631-1:Linux kernelのセキュリティアップデート
-
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004368. html - Ubuntu 16.
04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2017-13305, CVE-2017-16538, CVE-2018-1000004, CVE-2018-5750, CVE-2018-7566を修正します。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。 - 備考:ABIの変更を伴いますので、
カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ (標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど) は依存性により自動的にアップデートされるため、 通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。
- https://
- usn-3631-2:Linux kernel (Xenial HWE)のセキュリティアップデート
-
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004369. html - Ubuntu 14.
04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2017-13305, CVE-2017-16538, CVE-2018-1000004, CVE-2018-5750, CVE-2018-7566を修正します。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。 - 備考:ABIの変更を伴いますので、
カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ (標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど) は依存性により自動的にアップデートされるため、 通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。
- https://
- usn-3632-1:Linux kernel (Azure)のセキュリティアップデート
-
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004370. html - Ubuntu 16.
04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2017-0861, CVE-2017-1000407, CVE-2017-15129, CVE-2017-16994, CVE-2017-17448, CVE-2017-17450, CVE-2017-17741, CVE-2017-17805, CVE-2017-17806, CVE-2017-17807, CVE-2018-1000026, CVE-2018-5332, CVE-2018-5333, CVE-2018-5344, CVE-2018-8043を修正します。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。 - 備考:ABIの変更を伴いますので、
カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ (標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど) は依存性により自動的にアップデートされるため、 通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。
- https://
- usn-3633-1:Linux kernel (Intel Euclid)のセキュリティアップデート
-
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2018-April/ 004371. html - Ubuntu 16.
04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2017-16995を修正します。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。 - 備考:ABIの変更を伴いますので、
カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ (標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど) は依存性により自動的にアップデートされるため、 通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。
- https://