UbuntuにおけるARM64デスクトップのこれまでと今後
plucky
注目するべきは
- Snapdragon X Eliteを搭載した各種ノートPC向けのユニバーサルイメージ。
「インストールイメージから起動するだけで」 各機種の差を吸収する形で初期インストールが可能ということが示されています[1]。 - 熱効率に優れたラップトップ。静かでバッテリー寿命が長く、
そしてファンレス、 という方向性がアピールされています。 - IoTなどのARMデバイスに対する、
ネイティブ開発。開発環境とターゲットデバイスで同じアーキテクチャを利用できます。 「Raspberry Piからハイエンドワークステーションまで」、 Ubuntuを統一して使えるという方向性です。 - Apple Siliconでの仮想化。Macにおける仮想マシン用途が示唆されています[2]。
ここまでは25.
- Secure Boot & Firmware:現時点ではセキュアブートは実現されていないものの、
今後サポートする (ための作業が進んでいる) ことが明言されています。 - アプリケーションの拡充:ARM64ベースのsnapパッケージの提供、
という方向性が示されています。 - x86 Emulation:X86エミュレーションを利用した、
x86ベースのアプリケーションとゲームが利用できるように拡張する予定である、 という記載があります。
現状としては
CanonicalとRivosのパートナーシップと、RISC-Vベースデスクトップの可能性
Canonicalの最近の動きとして目立つものが、
現時点では具体的なチップではなく、
またこうした動きとは別に、
今週のセキュリティーアップデート
usn-7354-1:djoserのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-March/ 009126. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS・ 22. 04 LTS・ 20. 04 LTS (Ubuntu Proのみ) 用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-21543を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
認証の迂回が可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7357-1:Libxsltのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-March/ 009127. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS・ 22. 04 LTS・ 20. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-55549を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行の可能性とともに、 DoSが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7360-1:Alpineのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-March/ 009128. html - Ubuntu 20.
04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 18. 04 ESM・ 16. 04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2020-14929, CVE-2021-38370, CVE-2021-46853を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
DoS・ 本来秘匿されるべき情報へのアクセスが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7359-1:Valkeyのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-March/ 009129. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-46981, CVE-2024-51741を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
任意のコードの実行・ DoSが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7361-1:Libxsltのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-March/ 009130. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS・ 22. 04 LTS・ 20. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-24855を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行の可能性とともに、 DoSが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7363-1:PAM-PKCS#11のセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-March/ 009131. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS・ 22. 04 LTS・ 20. 04 LTS・ 18. 04 LTS・ 16. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-24032, CVE-2025-24531を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
認証の迂回が可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7362-1:go-ghのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-March/ 009132. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS (Ubuntu Proのみ) 用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-53859を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
認証トークンを異なるホストに出力させることが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7365-1:NLTKのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-March/ 009133. html - Ubuntu 20.
04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 18. 04 ESM・ 16. 04 ESM・ 14. 04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2021-3842, CVE-2021-43854を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
DoSが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7367-1:zvbiのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-March/ 009134. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 22. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 20. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 18. 04 ESM・ 16. 04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-2173, CVE-2025-2174, CVE-2025-2175, CVE-2025-2176, CVE-2025-2177を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行・ DoSが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7369-1:elfutilsのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-March/ 009135. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS・ 22. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-25260, CVE-2025-1365, CVE-2025-1371, CVE-2025-1372, CVE-2025-1377を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行・ DoSが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7348-2:Pythonの再アップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-March/ 009136. html - Ubuntu 20.
04 LTS・ 16. 04 ESM・ 14. 04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-0938を修正します。 - 以前の修正において、
ホスト名の出力に付与されるべき括弧が期待と異なる状態になっていました。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7370-1:SmartDNSのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-March/ 009137. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 22. 04 LTS (Ubuntu Proのみ) 用のアップデータがリリースされています。CVE-2024-24198, CVE-2024-24199, CVE-2024-42643を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行・ DoSが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7366-1:Rackのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-March/ 009138. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS・ 22. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 20. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 18. 04 ESM・ 16. 04 ESM・ 14. 04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-25184, CVE-2025-27111, CVE-2025-27610を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
ログへの文字列・ 改行文字の挿入が可能でした。また、 悪意ある相対ファイルパスを入力することで、 ローカルファイルの破壊が可能に応用できる可能性があります。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。