週刊 Windows Azure Platform 通信

第24回「Microsoft Endpoint Protection for Windows Azure」CTP版、Windows Azure Guest OSマイナーアップデート、Windows Azureアーキテクチャガイドの第3弾

マルウェア対策「Microsoft Endpoint Protection for Windows Azure」、CTP版公開

Windows AzureのVM(Web/Workerロール)にマルウェア対策コンポーネントを組み込むことができるMicrosoft Endpoint Protection for Windows AzureがCTP(Customer Technology Preview)版として公開されました。こちらのツールを開発環境のVisual Studio+Windows Azure SDKに追加してインストールすることで、開発しているサービスパッケージにマルウェア対策機能を追加することができます。

マルウェアのリアルタイム監視や、スケジューリングによる定期スキャンチェック、マルウェアによる問題の修復を行うことができ、マルウェア対策定義ファイルの最新版更新、Microsoftへ検出された脅威や疑わしいリソースなどの報告なども行います。

イベントログはWindows Azure診断機能を用いてWindows Azureストレージに保存することができ、Visual Studioからログを確認できる他、System Center Monitoring Pack for Windows Azureを利用した監視なども可能です。

Windows Azure Guest OS 2.9&1.17マイナーアップデート

Windows Azure Guest OSが脆弱性対応のため、マイナーアップデートされました。バージョンは変わらず2.9&1.17です。3月14日付で公開された緊急セキュリティ情報である、リモートデスクトップの脆弱性に対する更新プログラムなどが含まれています。

Microsoft patterns and practices Windows Azure Architecture Guide Part3リリース

Microsoft .NETのアプリケーション設計・開発における実践的ガイド、Microsoft patterns & practicesのWindows Azureアーキテクチャガイドの第3弾、Building Hybrid Applications in the Cloud on Windows Azureが公開になりました。

Part 1では業務アプリケーションをクラウドに移行するシナリオ、Part 2ではクラウド上にマルチテナントの新規アプリケーションを開発するシナリオ、そして Part 3ではオンプレミスのアプリケーション(受発注システム)をクラウド上へ移行してクラウドとオンプレミスを連携させるシナリオを取り上げています。

ソースコード(Visual Studioソリューション)も公開されていますので、こちらも合わせてご活用ください。

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