週刊 Windows Azure Platform 通信

第27回Hadoop for Windows Azure 2nd Preview公開、Windows Azureに米国西部と東部のデータセンター追加、SQL Azure Data Syncプレビュー版アップデート

Hadoop based service for Windows Azure、"Second Preview"を公開

大規模データ分散処理のフレームワークであるHadoopをWindows Azure上で利用できるHadoop based service for Windows Azureがアップデートされ、これまでの招待制プレビューに引き続き、"Second Preview"として試用可能になっています。

下記のような機能が強化されています;

  • 格納できるデータ量を4倍に拡張
  • HDFS(Hadoop Distributed File System)NameNodeの障害復旧による信頼性向上
  • Apache Mahout といった Hadoop プロジェクトの分析手法をサポート
  • SQL Server Analysis Services / Reporting Services による Excel / Sharepoint (PowerPivot)、SQL Server 2012 Power View からの利用

Windows Azure、米国西部と東部のデータセンターが新たに利用可能

Windows Azureをホストしているデータセンターが増え、新たにWest USとEast USが利用可能になりました。

Windows Azureホステッドサービス(コンピューティング)とストレージではすでに利用が可能になっており、SQL Azureについても数ヵ月のうちに開始予定です。これにより、アメリカ・ヨーロッパ・アジアで下記の合計8ヵ所から選択が可能になりました。

USNorth Central/South Central/West/East
EuropeWest/North
AsiaSoutheast/East

SQL Azure Data Syncプレビュー版、Service Update 4にアップデート

プレビュー版として試用可能なSQL Azure Data Syncが、Service Update 4にバージョンアップされました。データベーススキーマ上に作成済みの同期グループ(Sync Group)を修正することができるようになり、また、同期グループを再作成しなくても新機能が適用されます。

管理ポータルに表示される管理情報もアップデートされており、ローカル側にインストールするクライアント(Data Sync Agent)のバージョン表示やサポート切れの警告、変更の適用が失敗している同期グループの表示といった機能が追加されています。合わせて、ORM(オブジェクト リレーショナル モデル)フレームワークに関連する問題の修正も行われています。

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