週刊 Windows Azure Platform 通信

第30回Windows Intune次期バージョン発表、 "Casablanca"、C++ネイティブコードによるWindows Azureへのアクセスを可能に

Windows Intune次期バージョンを発表、Windows Intune April 2012 Pre-Release を公開

米国ラスベガスにて4月16~20日(現地時間)に開催されていたMicrosoft Management Summit 2012にてWindows Intune次期バージョンの内容が発表され、合わせて次期バージョンの一部機能を試用できるWindows Intune April 2012 Pre-Releaseが公開されました。

クラウド上でPC管理を行うサービスであるWindows Intuneの次期バージョンでは、

  • モバイルデバイスの管理 - Windows Server Active Directory、Microsoft Exchange Serverとの連携により、Exchange ActiveSyncを活用してWindows Phone/iOS/Androidを含めたモバイルデバイスの管理が可能に
  • オンプレミスとクラウドのActive Directory連携 - Windows Azure Activce Directoryのユーザアカウントを管理でき、オンプレミスのWindows Server Active Directoryとの連携も可能に
  • 企業内ポータル - システム管理部門が自社ユーザ向けにアプリケーションやツールなどを公開できる企業内ポータルが作成可能。Windows/iOS/Androidの各デバイスに対応

といった機能が追加されます。

Codename "Casablanca"、C++ネイティブコードによるWindows Azureへのアクセスを可能に

非同期のC++ API設計によるネイティブコードでクライアント/(クラウド上の)サーバ 間の通信を可能にする、Codename Casablancaが発表されました。

Windows Azureに対応しており、主な機能として以下が提供されます。

  • Visual Studioに統合されたWindows Azure向けアプリケーションのネイティブコードによるRESTコーディング
  • ネイティブクライアントからWindows Azureブロブ、キューストレージへアクセスするためのライブラリ
  • Windows Vista/Windows 7/Windows 8(Consumer Preview)からのHTTP/JSON/URIへの非同期C++バインディングネイティブコードによるRESTアクセス
  • C++のHTTPクライアントサイドコードによるWindows 8 Metroスタイルアプリケーションを構築するためのVisual Studio向けSDK
  • C++ 11機能を使用した非同期オペレーションを作成するための一貫性のある協力なモデリング
  • Erlang のアクターをベースとしたプログラミングモデル

MSDN DevLabsにはサンプルコードドキュメントなども用意されています。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧