Windows Azureモバイルサービス、iOS向けSDK公開(10/16)
Windows Azure上でマルチデバイス向けサービスのプラットフォームを提供するWindows AzureモバイルサービスがiOS(iPhone/iPad)に対応、SDKが公開されました。iPhoneおよびiPad向けObjective-Cによるアプリケーション開発のテンプレートがダウンロードでき、Windows 8向けと同様に、データアクセスやユーザ認証機能を容易に組み込むことができます。
Windows Azureモバイルサービス自体のアップデートとして、マイクロソフトアカウントに加えて、Facebook、Twitter、GoogleのIDによる認証が可能になりました。また、データベース/データストレージとして、SQLデータベースに加えてBLOBストレージやテーブルストレージ、サービスバスも利用できます。なお、パートナーであるSendGrid、Twilioにより、EメールやSMSテキストメッセージ送信のモジュールも提供されます。
Windows Azureベースのマルチモバイルデバイス向けサンプルアプリ「.NET StockTrader」公開(10/9)
Windows Azureでサービスをホストし、マルチモバイルデバイス向けにサービスを提供するサンプルアプリケーション、「 .NET StockTrader」が公開されました。
WCFおよびASP.NETで構築、REST対応のWebアプリケーションで、クロスブラウザ(IE、Firefox、Chrome、Safari)およびマルチデバイス対応となっており、Windows 8、Windows Phoneはもちろん、iPhoneやAndroid向けアプリケーションも提供されています。
実際にWindows Azure上にサービスが展開されています ので、こちらでアプリケーションの動作などを確認でき、また、iOS用 やAndroid用 のアプリケーションも用意されています。
なお、前のバージョンである.NET StockTrader 5はオンプレミスのSQL Serverで稼働していました。.NET StockTrader 6より、Windows Azure SQLデータベースへの移行を含み、Windows Azure上に完全に移行されています。マルチモバイル対応アプリケーションの設計について、また、このオンプレミスからクラウドへの移行方法について、ドキュメントとしてまとめられています。
Windows Azure Training Kit、2012年10月版公開(10/17)
Windows Azure Training Kitの2012年10月版が公開されました。
こちらはWindows Azureの各サービスをプレゼンテーション スライド(PPT) 、ハンズオン、デモ、サンプルで確認できるもので、Training Kit全部、または個別に選んでインストールできます。 また、GitHubでも公開されています。Windows Azureの全体概要や各サービスの説明など、Windows Azure DevCampと呼ばれる世界各地で行われているトレーニングでも使われている、わかりやすいプレゼンテーションが多数含まれています。
なお、Windows Azureモバイルサービスのプレゼンテーションスライド、ハンズオン、デモは各国語に翻訳されており、日本語版もGitHub にて公開されています。
GitHub > Windows Azure Training Kit
馮富久の眼
今回は、Windows AzureモバイルサービスのiOS向けSDK公開に注目します。
今回のアップデートでは、iOS向けアプリ開発のテンプレートが用意された他、Windwos 8向けアプリ開発と同様のユーザ認証機能を組み込むことが可能になりました。これにより、バックエンドにWindows Azureを使ったさまざまなアプリ開発がよりしやすくなっています。
その他、Windows Azureモバイルサービス自体のアップデートとして、FacebookやTwitterアカうとにも対応したことは、開発者拡大のきっかけになるでしょう。
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