Windows Azure通信

2012年10月22日号:Windows Azureモバイルサービス、iOS向けSDK公開

Windows Azureモバイルサービス、iOS向けSDK公開(10/16)

Windows Azure上でマルチデバイス向けサービスのプラットフォームを提供するWindows AzureモバイルサービスがiOS(iPhone/iPad)に対応、SDKが公開されました。iPhoneおよびiPad向けObjective-Cによるアプリケーション開発のテンプレートがダウンロードでき、Windows 8向けと同様に、データアクセスやユーザ認証機能を容易に組み込むことができます。

Windows Azureモバイルサービス自体のアップデートとして、マイクロソフトアカウントに加えて、Facebook、Twitter、GoogleのIDによる認証が可能になりました。また、データベース/データストレージとして、SQLデータベースに加えてBLOBストレージやテーブルストレージ、サービスバスも利用できます。なお、パートナーであるSendGrid、Twilioにより、EメールやSMSテキストメッセージ送信のモジュールも提供されます。

Windows Azureベースのマルチモバイルデバイス向けサンプルアプリ「.NET StockTrader」公開(10/9)

Windows Azureでサービスをホストし、マルチモバイルデバイス向けにサービスを提供するサンプルアプリケーション、⁠.NET StockTrader」が公開されました。

WCFおよびASP.NETで構築、REST対応のWebアプリケーションで、クロスブラウザ(IE、Firefox、Chrome、Safari)およびマルチデバイス対応となっており、Windows 8、Windows Phoneはもちろん、iPhoneやAndroid向けアプリケーションも提供されています。

実際にWindows Azure上にサービスが展開されていますので、こちらでアプリケーションの動作などを確認でき、また、iOS用Android用のアプリケーションも用意されています。

なお、前のバージョンである.NET StockTrader 5はオンプレミスのSQL Serverで稼働していました。.NET StockTrader 6より、Windows Azure SQLデータベースへの移行を含み、Windows Azure上に完全に移行されています。マルチモバイル対応アプリケーションの設計について、また、このオンプレミスからクラウドへの移行方法について、ドキュメントとしてまとめられています。

Windows Azure Training Kit、2012年10月版公開(10/17)

Windows Azure Training Kitの2012年10月版が公開されました。

こちらはWindows Azureの各サービスをプレゼンテーション スライド(PPT⁠⁠、ハンズオン、デモ、サンプルで確認できるもので、Training Kit全部、または個別に選んでインストールできます。 また、GitHubでも公開されています。Windows Azureの全体概要や各サービスの説明など、Windows Azure DevCampと呼ばれる世界各地で行われているトレーニングでも使われている、わかりやすいプレゼンテーションが多数含まれています。

なお、Windows Azureモバイルサービスのプレゼンテーションスライド、ハンズオン、デモは各国語に翻訳されており、日本語版もGitHubにて公開されています。

  • GitHub > Windows Azure Training Kit
  • 画像

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