Visual Studio などのツールを利用するのではなく、管理ポータルからパッケージファイルをデプロイする場合、ローカル環境の他に、Windows Azure ストレージを指定してデプロイすることが可能になりました。なお、Windows Azure クラウドサービスのロール内の分散キャッシュ(Dedicated Cache)を使用している際、構成などの変更が管理ポータルから操作可能になります。
Windows Azureメディアサービスの強化
Windows Azureメディアサービスによる コンテンツのアップロード、エンコーディング、発行が管理ポータルで行えるようになりました。エンコーディングは、PC向け(Sliverlight/Flash)、HTML5(IE/Chrome/Safari)、iOS向けの3種類が用意されており、発行すると公開URLからすぐコンテンツを配信できます。
Windows Azure SQLデータベースに対してBACPAC形式ファイルによるインポートおよびエクスポートを行う際、データベース接続がスロットリングされた場合にデータを損失する可能性があった問題が解決されています。また、DACFxによるWindows Azure SQLデータベースの利用におけるパフォーマンスと安定性の改善がなされています。
DACFxを用いることによってWindows Azure SQLデータベースをオンプレミスまたはWindows Azure仮想マシン上のSQL Serverに移行できます。Windows Azure管理ポータルでWindows zure SQLデータベースのBACPAC形式バックアップを作成でき、SQL Server Management Studio 2012でこちらをインポートできます。