Windows Azure通信

2012年12月3日号:Windows Azure Active Directory 対応によるWindows Azure 管理ポータルへのシングルサインオンアクセス、Windows Azure ストレージ クライアントライブラリ 2.0 最新版他

Windows Azure Active Directory 対応によるWindows Azure 管理ポータルへのシングルサインオンアクセス(11/28)

Windows Azure管理ポータルのID認証にWindows Azure Active Directoryが統合されました。Windows Azure ADとWindows Server ADの連携により、Windows Server ADで管理されているテナント/IDを用いてシングルサインオンでWindows Azure管理ポータルにアクセスできます。もちろん、Office365のテナント/IDも利用可能です。

Windows Azureを社内アカウントで操作・管理でき、ドメインに参加していないPCや社外からも同じID/パスワードでWindows Azureの管理ポータルにアクセスできるようになります。また、社内アカウント失効などの場合、それに合わせて Windows Azure へのアクセスも出来なくなります。また、Windows Server Active Directory を通して Windows Azure への認証ポリシー(パスワード、認証方法の指定など)を指定可能、パスワード認証以外に スマートカード+暗証番号、RSA SecureID などを利用した認証も可能です。

なお、アクセス方法ですがこれまでと同じURLに加えて、ドメイン名を追加したURLhttps://manage.windowsazure.com/example.comexample.comはドメイン名)を用いて社内からサインイン操作なしでアクセスできます。

Windows Azure WebサイトのWebアプリケーションプロジェクト対応(11/20)

Windows Azure SDK 1.8よりVisual StudioのWebサイトプロジェクト(WSP)をサポートするようになり、Webアプリケーション プロジェクト(WAP)と同じ手順でWindows Azure Webサイトに直接配置できるようになっています。

これまでWSPを配置する場合は、毎回すべてのファイルをWindows Azure側にアップロードする必要がありましたが、Web配置を利用して差分を検出し、変更されたファイルのみをアップデートするようになっています。なお、Visual StudioによるWebサイト発行では、直接サーバへWeb配置を行う他、Web配置用のパッケージ、FTP、ファイルシステム、FPSE による発行をサポートしています。

Windows Azure ストレージ クライアントライブラリ 2.0 最新版~Windows 8、Windows RT、Windows Server 2012 対応(11/12)

Windows Azure SDK v1.8のリリースとともにWindows Azureストレージにアクセスする .NETライブラリであるWindows Azureストレージ クライアントライブラリ 2.0が利用可能になっています。こちらは.NET 4.0ライブラリに加えて、Windows 8、Windows RTおよびWindows Server 2012向けライブラリがCTP(Customer Technology Preview)としてリリースされています。Windows Runtimeのサポートに伴う再設計、ルート名前空間の変更など、大きく変更が行われており、最新版は2.0.1となっています。

今回変更/アップデートされている内容として、名前空間の変更、簡素化(Microsoft.WindowsAzure.StorageClient→Microsoft.WindowsAzure.Storage への変更⁠⁠、ODataLib(ver5.0.2)をベースとした効率的な新しいテーブル実装といったところがとくに大きな変更となり、同期および非同期プログラミングモデルによる実装、.NET Framework 4 Client Profileのサポートなども取り入れられています。

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