Windows Azureインフラストラクチャサービスを公開(4/17)
Windows AzureでIaaS型サービスを提供するWindows Azure仮想マシンおよびWindows Azure仮想ネットワークがサービス正式公開となり、これらのサービスを総称してWindows Azureインフラストラクチャサービスとして公開しています。
Windows Azure仮想マシンとWindows Azure仮想ネットワークのサービス正式公開、機能強化(4/17)
クラウド上で仮想マシンによるサーバ環境を提供するWindows Azure仮想マシンでは、Windows ServerおよびLinuxをサポート、あらかじめギャラリーに用意されているイメージから仮想マシンを作成できるほか、ご自身の仮想マシンイメージ(VHD)をコピーして稼働させることもできます(Hyper-VからのVHDコピー、配置といった操作がオンプレミス(社内設置型)環境と同様に行えます)。
また、VMDepoのオープンソースギャラリーと統合されており、VMDepoに公開されているイメージから仮想マシンを作成、稼働することも可能です。ギャラリーからSQL Server/BizTalk Server/SharePoint Serverを搭載したイメージも利用可能になりました。
正式公開に伴い、SLA(Service Level Agreement)が4/16から有効になり、99.95%の年間稼働率を保証します。また、高スループットを要するアプリケーション向けにメモリを増強した、メモリ集中型インスタンス(仮想マシン)が新たに提供されます(下記リンク先表のA6、A7)。
なお、ロードバランサー機能も組み込まれており、複数の仮想マシンでトラフィック負荷分散を自動で行います。
コンピューティング価格の引き下げも合わせてアナウンスされ、Windows Azure仮想マシン(Linux)が約25%、Windows Azureクラウドサービスが約33%の価格引き下げとなります。90日間無料評価版、およびMSDN/MPN(Microsoft Partner Network)ご参加パートナー向けのWindows Azureメンバープランの無償利用枠も拡大されており、メモリ集中型インスタンスも利用できます。
Windows Azure仮想ネットワークでは、クラウド上に仮想プライベートネットワークを構築することができ、Windows Azureと社内ネットワークとの間でインターネットによるVPN接続を実現します。
社内ネットワークをクラウド上に拡大して、Windows Azure仮想マシンによるサーバの増強や、Windows Azureの各種サービスと社内設置型サービスを連携させるハイブリッドソリューションの構築を行うことができます。サービスの正式開始により、Windows Azure仮想ネットワークも99.9%のSLAとなります。
- SLA
- Windows Azure仮想マシンでサポートされるOS/アプリケーションサーバ
- 価格