2017年4月20日のコミット(Revision 317209)で、FreeBSD 12-CURRENTのデフォルトのdiff(1)コマンド実装がGNU diffからBSD diffに切り替わりました。/usr/src/UPDATINGにその旨が追加されました。
説明によるとBSD diffはGNU diffのいくつかの機能は実装していないとしており、そうした機能が必要な場合にはパッケージからdiffutilsをインストールして使うようにとあります。diffutilsパッケージをインストールするとgdiffというコマンドがインストールされますので、これがGNU diffとなります。
FreeBSD 11.0のdiff(1)コマンドの実装はGNU diffです。GNU diff 2.8.7です。
BSD diffに切り替わったあとのFreeBSD 12-CURRENTだと実装がGNU diffからBSD diffに替わっていることがわかります。
まだいくつかGPLv2のコマンドなどがユーザランドにマージされていますが、これまでの取り組みでだいぶ減ってきました。今後いくつかのコマンドは別のコマンドに入れ替わる感じになっているので、将来のリリースではさらにGPLv2のコマンドは減ることになると見られます。
勉強会
第63回 5月23日(火)19:00~FreeBSD勉強会
現在検討中です。会場は、ドワンゴセミナールーム(銀座松竹スクエア13F)になります。
登録はこちらから。
第64回 6月15日(木)19:00~ FreeBSD勉強会
現在検討中です。会場は、ヴァル研究所 セミナールームになります。
登録はこちらから。
FreeBSD勉強会 発表者募集
FreeBSD勉強会では発表者を募集しています。FreeBSDに関して発表を行いたい場合、@daichigotoまでメッセージをお願いします。1~2時間ほどの発表資料を作成していただき発表をお願いできればと思います。