はじめに
はじめまして。クックパッド株式会社の荒井
今回から全5回,
Itamaeとは
Itamaeは筆者が中心となって開発を進めているオープンソースの構成管理ツールです。同様のツールとしてはPuppet,
構成管理ツールの必要性
Itamaeの解説を始める前に,
- サーバ構築の自動化
- 手動構築の手間と時間を減らす
- 手動構築による人為的ミスの防止
- サーバの状態のコード化
- GitHub上でのPull Requestベースワークフローでのレビュー
- サーバの設定変更履歴の管理
- Serverspecなどのテストフレームワークによるテスト・
継続的インテグレーション
構成管理ツールを導入し,
Itamaeと他の構成管理ツール
Itamaeと他の構成管理ツールの違いを見てみましょう。まず,
Chefは柔軟で簡潔にサーバの状態を記述できますが,
このような背景で,
このようにItamaeは特別新しい概念・
インストール
では,
VirtualBox, Vagrantのインストール
Downloads – Oracle VM VirtualBoxからVirtualBoxをダウンロードしインストールします。その後,
Ruby, Itamaeのインストール
まずVagrantを利用して仮想マシンを起動します。
$ mkdir itamae-gihyo $ cd itamae-gihyo $ vagrant init ubuntu/trusty64 $ vagrant up
その後,
$ vagrant ssh vagrant@vagrant-ubuntu-trusty-64:~$ sudo apt-add-repository ppa:brightbox/ruby-ng vagrant@vagrant-ubuntu-trusty-64:~$ sudo apt-get update vagrant@vagrant-ubuntu-trusty-64:~$ sudo apt-get install ruby2.2 vagrant@vagrant-ubuntu-trusty-64:~$ ruby -v ruby 2.2.2p95 (2015-04-13 revision 50295) [x86_64-linux-gnu]
Rubyがインストールできたらgemコマンドを使ってItamaeをインストールします。
vagrant@vagrant-ubuntu-trusty-64:~$ sudo gem install itamae vagrant@vagrant-ubuntu-trusty-64:~$ itamae version Itamae v1.4.2
パッケージ管理システムによるItamaeのインストール
Itamaeをインストールするためのもう一つの方法はパッケージ管理システムによるインストールです。このパッケージを使うことで独立したRubyがインストールされ,
Chef社が開発してるOmnibusというツールを利用して作成されたItamaeのパッケージを利用することができます。現在,