LinuxCon Japan/ Tokyo 2010の歩き方
第1回 LinuxCon Japanに来て,世界中のLinux/OSSリーダーと会おう!
まず質問です。
あなたはLinuxコミュニティのことをもっと知りたいですか?
あなたはLinuxの世界で誰がどんな試みをしいるか知りたいですか?
あなたはLinuxの今後の展開に興味がありますか?
あなたはLinuxの開発プロセスに参加したいですか?
とにかく,
あなたはLinuxが好きですか?
今この記事を読んでいる方で,
「LinuxCon Japan/
これだけの規模感で,
したがいまして,
今回このスペースをお借りして,
今回はその第1回目として,
基調講演
- IBM オープンシステム開発担当バイスプレジデント Dan Frye氏
Dan Frye氏は,
IBMにおけるLinux/ OSS事業を立ち上げ, エンタープライズ分野での利用に先鞭をつけ, 今日に至るまで成長させた立役者です。しかし, 最初からLinux/ OSSとうまく付き合うことができたわけではないと言います。IBMおよびFrye氏自身が体験を通して学んだ 「Linux/ OSSをビジネスで活用する意義・ 価値・ 手法」 などをご紹介いただく予定です。 - Google オープンソースプログラムマネージャ Chris DiBona氏
Android,
クラウドコンピューティングなどの事業を通してオープンソースの一大ユーザであり, またコントリビュータでもあるGoogle社のオープンソースに対する考え方や取り組みについてご講演いただきます。 - LWN.
net Jon Corbet氏 LWN.
netの編集者として, カーネルコミュニティの最新情報をいち早く世の中に伝え続けているJon Corbet氏には, 初日の最初のスピーカーとして登場していただきます。コミュニティにおけるカーネル開発の現状分析と, 今後の動向の予測を, LinuxCon Japanのセッション紹介を絡めつつお話頂く予定です。 - Novell フェロー Greg Kroah-Hartman氏
Stable BranchのメンテナとしてLinuxカーネルコミュニティにおける開発をリードする立場から,
カーネルコミュニティの現状, 課題, 今後などに関してご講演いただきます。
カーネルメンテナ特別講演
上記のキーノートスピーカーに加え,
技術発表
Linux Foundationが独自に実施した調査に基づき,
- Linux Kernel
- 仮想化/ネットワーク
- Trace
- 組込みLinux
- PostgreSQL
- OSSエコシステム
(運用/コンプライアンス/人材育成)
中でも特に注目の分野
- 「仮想化/ネットワーク」
と 「Trace」 技術 特に注目されるのは,
クラウドコンピューティング時代のキーテクノロジである 「仮想化/ネットワーク」 と, 証券取引所などの大規模システムにおける信頼性確保に極めて重要な技術である 「Trace」 技術です。これらのキーテクノロジの発展を牽引するコア開発者の間で, 重要な議論・ 決定が行われるものと期待されます。 - 組込みLinux
AndroidやMeeGoの登場などにより,
組込みLinux が昨今急速に注目を集めています。日本における情報家電やモバイルの分野におけるLinux/ OSSの活用について, 重要な議論・ 決定が行われると期待されます。 - PostgreSQL,
OSSエコシステム (運用/ コンプライアンス/ 人材育成) 日本でも多くの企業が活用しているOSSデータベースであるPostgreSQLの開発コミュニティのリーダーJosh Burkes氏が講演を予定しており,
国内外のPosgreSQL開発コミュニティから多くの開発者の来場が見込まれます。PostgreSQLコミュニティでの今後の開発の方向性に関する活発な議論が行われることが期待されます。また, Linux/ OSSのビジネスシーンにおいて特に関心が高まっているコンプライアンスや人材育成についても, セッションが設けられています。
以上で説明したのは,
さて,
あなたはLinuxコミュニティのことをもっと知りたいですか?
あなたはLinuxの世界で誰がどんな試みをしいるか知りたいですか?
あなたはLinuxの今後の展開に興味がありますか?
あなたはLinuxの開発プロセスに参加したいですか?
とにかく,
あなたはLinuxが好きですか?
1つでも該当する読者の方,
「LinuxCon Japan/ Tokyo 2010」開催概要
日程 | 2010年9月27日 |
---|---|
場所 | 六本木アカデミーヒルズ |
内容 | 基調講演, |
来場者 | 約500名 |
対象 | Linuxおよびオープンソースソフトウェアに関心を持つすべての方 |
参加費 | 300USドル (7月15日まで早期登録割引として200USドルにて登録が可能/ |
申し込み | Linux FoundationのWebサイトから URL:http:// |
会員割引 | The Linux Foundation個人会員は210USドルで参加できます。 ※ The Linux Foundation個人会員 |
バックナンバー
LinuxCon Japan/ Tokyo 2010の歩き方
- 第8回 「LinuxCon Japan/ Tokyo 2010」レポート(その2)
- 第7回 「LinuxCon Japan/ Tokyo 2010」レポート(その1)
- 第6回 Linuxと出会い,IBMは変わった─Dan Frye
- 第5回 Linuxカーネル開発プロセスが企業にもたらすもの─Greg Kroah-Hartman
- 第4回 MeeGoのすばらしさを大好きな日本の皆さんに伝えたい─Dirk Hohndel
- 第3回 KVMのより良い進化を考え,コラボレートしませんか? ─Chris Wright
- 第2回 カーネル開発を支える「コミュニティの仕組み」に注目してほしい─Jon Corbet
- 第1回 LinuxCon Japanに来て,世界中のLinux/OSSリーダーと会おう!