管理者の重要な仕事のひとつに,
テストの自動化
安定したシステムにテストは欠かせませんが,
以前ファイアーウォールの移行作業をしたのですが,
さて,
いろいろあったものの,
本題に戻ってテストの自動化です。人為的ミスという言葉がありますが,
なぜPerlなのか
以前は,
Perlの最大の強みのひとつは,
CPANで公開されているモジュールを再利用するメリットはそれだけではありません。こうしたモジュールは不特定多数によってさまざまな環境で使われますので,
CPANモジュールの使いかた
CPANで公開されているモジュールは,cpan
というCPANのパッケージ管理システムでインストールすることができます。ただし,g-cpan
というコマンドで,
インストールしたモジュールのマニュアルはperldoc
コマンドで参照できます。Foo::Bar
というモジュールならperldoc Foo::Bar
で参照できます。モジュールのソースコードもperldoc -m Foo::Bar
といったように,
モジュール紹介
管理者にとって便利なモジュールをいくつか紹介します。
- Net::Ping, Net::Ping::External
- ホストの到達性をテストするモジュールです。ICMPだけでなく,
TCPやUDPを使うテストも可能です。 - Net::DNS, Net::LDAP, Net::SMTP, Mail::POP3Client, libwww-perl
- それぞれ,
各種アプリケーション層のプロトコルを利用するためのモジュールです。 - Net::DHCP, Net::BGP, Net::SNMP
- L2/
L3機器を監視したり, 保持しているデータを処理するのに便利なモジュールです。 - Net::IP, Net::Netmask, NetAddr::IP, Net::MAC::Vendor
- IPアドレスの処理や操作には欠かせないモジュールです。
- Net::Telnet, Net::SSH, Net::SSH::Expect, Net::SSH::Perl
- 実際にコンソールにアクセスしなければできない操作をPerlから実行するのに便利なモジュールです。
- Net::Pcap, Net::Packet
- より低レベルのネットワーク通信にアクセスを提供するモジュールです。
- Nmap::Parser, Nagios::Object, POE::Filter::Snort
- 管理者におなじみのツールにPerlでアクセスできるモジュールです。
いかがでしょう。少しの想像力とこうした強力なモジュールがあれば,