皆さん,
UbuntuはDebianベースの,
Weekly RecipeではUbuntuの強力なデスクトップ機能を活用するためのレシピを,
system preparation tool for Ubuntu
ありがたいことに,
こうしたプリインストール用途のために,
こういった作業を行うためのツールは,
OEMインストールを用いることで,
端的な利用例としては,
- 注1)
- ただし,
Windows環境におけるsysprepツールはミニ・ セットアップの起動だけでなく, プロダクトキーの再入力 (=アクティベーション処理) や, プロダクトキー以上に重要なSecurity ID (SID) の初期化を担っていることから, UbuntuのOEMインストールと完全に同じものではありません。Windows (特にActive Directory環境) におけるSIDはPCごとにユニークであることを期待されるものです。しかし, SIDはHDD上のレジストリハイブに保存されているため, HDDを単純にコピーするだけではSIDの重複を招いてしまいます。Active Directory上のシステム識別やNTFSのユーザ認証もSIDを活用して行われているため, Windowsのsysprepツールは単なるミニ・ セットアップの起動以上の意味を持っています。
また,sysprepツールはPlug And Playの再実行を始めとしたハードウェア認識を自動でやり直してくれますが, UbuntuのOEMインストールでは (まだ) そういった機能はサポートされていません (ただし, WindowsとLinuxのドライバモデルの違いにより, ハードウェア自動認識が行われないことによる問題はほとんど起こりません)。
OEMインストールの実際
さて,
OEMインストールを行う場合も通常のインストールと同じく,
1.OEMインストールモードでの起動
Desktop CDを用意し,
CDがロードされると次のような画面になりますので,
2.Ubiquityからのインストール
LiveCDが起動し,
Ubiquityを起動した直後のダイアログが下記です。ダイアログの下部に"You are installing in system manufacturer mode....
(ここには,
ここからの処理は通常のインストールと同様に行われます。異なる点は
- 注2)
- 厳密には,
OEMセットアップモードでインストールされた場合, oem-configという専用のパッケージが追加でインストールされます。このパッケージは後述のoem-config-*を始めとする各種処理を行うためのものです。