PCを長く利用していくと、
今回は
Simple Backup(SBackup)によるバックアップ
Simple Backup(SBackup)は、
SBackupのインストール
SBackupのインストールは

表示された
SBackupは、

SBackupの設定とバックアップ
SBackupの使い方は非常に単純です。主な使い方は最初に設定を行い、
また、
いずれの場合も、
メニューから

この画面でSBackupが行うべき動作のうち、
使い方にもよりますが、
- Use recommended backup settings
SBackupが推奨するバックアップ対象・
周期を用いてバックアップを行います。 バックアップ対象は/home, /etc, /usr/
local, /varディレクトリです。ただし、 ホームディレクトリにあるゴミ箱やキャッシュファイル、 /var/ cache, /var/ spool, /var/ tmp、 拡張子がmp3, avi, mpeg, mkv, ogg, isoのファイルと、 10MBを越えるファイルはバックアップされません [2]。 バックアップは毎日0:00に実行されます。また、
7日に一度フルバックアップを取得し、 あとの6日はフルバックアップに対する差分のみバックアップします。 - Use custom backup settings
バックアップ対象をユーザが指定するモードです。バックアップしたいディレクトリ・
除外する条件などはすべてユーザが指定できます。 また、
バックアップ周期やフルバックアップ・ 差分バックアップの指定も自由に行えます。 この設定では、
ユーザが指定したタイミング (例えば、 平日・ 朝の7:00) で自動的にバックアップが取得されます。 - Manual Backups only
“Use custom backup settings” と同じように、 バックアップ対象を指定することができます。 バックアップは自動的には実行されず、
ユーザが能動的にバックアップ開始を指示する必要があります。
Use custom backup settings/
“Include” タブ バックアップ対象とするディレクトリ・
ファイルを列挙する形で指定します。 - “Exclude”
タブ バックアップ対象と
「しない」 ディレクトリ・ ファイルを指定します。このタブにはさらに下位のタブが存在します。いずれも、 “Include” タブで指定したディレクトリ・ ファイルに対する例外条件として機能します。 “Paths” は、 ディレクトリパスやファイルパスを用いての指定です。 “File types” は拡張子ベースの指定、 “Regex” はパスに対してPerl互換正規表現を用いてマッチさせて指定します。 “Max size” は、 ファイルサイズに基づく指定です。ここで指定した容量を越えた容量のファイルがバックアップ対象から除外されます。 - “Destination”
ここでは、
バックアップ先 (保存先) を指定します。デフォルトでは/var/ backupに保存しますが、 任意のディレクトリに保存先を変更することができます。 また、
“Use a remote directory (SSH or FTP)” という項目があり、 ここで適切な指定を行うことで、 ネットワーク越しにリモートマシンへバックアップを作成することができます。これについては次回に詳しく説明します。 - “Time”
自動バックアップを行う日時を設定します。
時刻の設定が不要であれば
“Do backups” でdaily/ weeklyなどを指定すれば充分です。細かく時間を指定したい場合は、 “precisely at:” ボタンを選択することで行えます。また、 “Do backups” でcustomを設定することで、 cron同様の記法で指定を行えます。 また、
このタブではフルバックアップを行う周期を指定することができます。 あまり短い周期を設定するとバックアップディレクトリに多大な容量が必要になりますので、
筆者はデフォルトの21日か、 14日をお勧めします。 - “Purging”
自動的に古いバックアップを消去するための設定です。HDDの容量は有限ですから、
取得したバックアップのうち、 不要になったものは削除していく必要があります。 このタブで、
自動消去の有効・ 無効と、 消去方針を設定できます。 “Simple” は、 単純に一定期間が経過したバックアップを消去するアプローチです。 これに対して、
“Logarithmic” は 「昔に遡れるように」 配慮しつつ、 不要なバックアップを削除します。具体的にはダイアログにある通り、 「1週間前のものは、 1日につき1つ」・ 「1ヶ月前のものは、 1週間につき1つ」・ 「1年前のものは、 1ヶ月につき1つ」・ 「それ以上前のものは1年ごとに1つ」 という方針でバックアップを残します。通常はこちらを選択することになるでしょう。





設定が完了したら、
また、
バックアップ中はHDDへ断続的にアクセスを行うため、
バックアップは次のような形で保存されています。
antares$ ls -al /var/backup total 12 drwxr-xr-x 17 root root 4096 Feb 3 00:16 ../ drwxr-x--- 3 root admin 4096 Feb 3 02:43 ./ drwxr-x--- 2 root admin 4096 Feb 3 02:46 2008-02-03_02.43.32.109733.antares.ful/
このディレクトリの中身は次のようになっています。
antares$ ls -al total 1896 drwxr-x--- 2 root admin 4096 Feb 3 03:32 ./ drwxr-x--- 3 root admin 4096 Feb 3 03:33 ../ -rw-r----- 1 root admin 221 Feb 3 03:32 excludes -rw-r----- 1 root admin 1852237 Feb 3 03:32 files.tgz -rw-r----- 1 root admin 16917 Feb 3 03:32 flist -rw-r----- 1 root admin 7260 Feb 3 03:32 fprops -rw-r----- 1 root admin 35248 Feb 3 03:32 packages -rw-r----- 1 root admin 4 Feb 3 03:32 ver
packagesというファイルがありますが、
また、
各設定を実際に確認して頂くと分かりますが、
また、
tar tvzf files.
こうして取得したバックアップをDVD-Rや外付けHDDなどにコピーすることで、
SBackupによるリストア
SBackupによるバックアップからの復元
ただし、
“Simple Backup Restore”

操作は単純で、
多くの場合、
バックアップからのリストアは必ずしも全ファイルを戻す必要はありません。ダイアログ下部に表示されているファイルシステムツリーで必要なファイルを選択することで、
通常はこの機能を用いて、
- その他、
参考になるドキュメント SBackupのsourceforgeサイト
http://sbackup. sourceforge. net/ HomePage SBackupによるバックアップ・
復元の紹介記事
http://www. ubuntugeek. com/
backup-and-restore-your-ubuntu-system-using-sbackup.html