PCを長く利用していくと,
今回は
Simple Backup(SBackup)によるバックアップ
Simple Backup(SBackup)は,
- 注1)
- Ubuntuのソフトウェアパッケージの大半はDebianの開発版("sid")から,
半年に一度ポーティングされることで構築されていますが, 一部に 「Ubuntu向け」 に開発されたソフトウェアも存在します。SBackupは 「Ubuntuを中心に」 開発されたソフトウェアです。Google Summer of Code(2005年)で採択されたソフトウェアです。
SBackupのインストール
SBackupのインストールは
表示された
SBackupは,
SBackupの設定とバックアップ
SBackupの使い方は非常に単純です。主な使い方は最初に設定を行い,
また,
いずれの場合も,
メニューから
この画面でSBackupが行うべき動作のうち,
使い方にもよりますが,
- Use recommended backup settings
SBackupが推奨するバックアップ対象・
周期を用いてバックアップを行います。 バックアップ対象は/home, /etc, /usr/
local, /varディレクトリです。ただし, ホームディレクトリにあるゴミ箱やキャッシュファイル, /var/ cache, /var/ spool, /var/ tmp, 拡張子がmp3, avi, mpeg, mkv, ogg, isoのファイルと, 10MBを越えるファイルはバックアップされません (注2)。 バックアップは毎日0:00に実行されます。また,
7日に一度フルバックアップを取得し, あとの6日はフルバックアップに対する差分のみバックアップします。 - 注2)
- 当然のことですが,
バックアップが格納されている/var/ backupディレクトリも自動的に無視されるようになっています。 - Use custom backup settings
バックアップ対象をユーザが指定するモードです。バックアップしたいディレクトリ・
除外する条件などはすべてユーザが指定できます。 また,
バックアップ周期やフルバックアップ・ 差分バックアップの指定も自由に行えます。 この設定では,
ユーザが指定したタイミング (例えば, 平日・ 朝の7:00) で自動的にバックアップが取得されます。 - Manual Backups only
“Use custom backup settings” と同じように, バックアップ対象を指定することができます。 バックアップは自動的には実行されず,
ユーザが能動的にバックアップ開始を指示する必要があります。