今回はUbuntuのデスクトップをカスタマイズする方法を紹介します。デスクトップ関連のカスタマイズは多くのアプローチがあるため,
メタパッケージによるUbuntu/Kubuntu/Xubuntu(等)の切り替え
Ubuntuは,
Ubuntuが複数のディストリビューションに分割されている理由は,
ですが,
具体的な操作は,
現在のデスクトップに不満がある場合,
ubuntu-desktop | GNOMEベースのデスクトップ |
---|---|
kubuntu-desktop | KDEベースのデスクトップ |
xubuntu-desktop | XFceベースのデスクトップ |
また,
ubuntu-desktop-ja | ubuntu-desktopの日本語環境 |
---|---|
kubuntu-desktop-ja-base | kubuntu-desktopの日本語環境 |
kubuntu-desktop-ja | kubuntu-desktopの日本語環境に幾つかのパッケージを加えたフルバージョン |
Synapticからではなく,
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get install kubuntu-desktop kubuntu-desktop-ja
なお,
$ sudo update-alternatives --config usplash-artwork.so (表示されるusplashテーマの中から,必要なものを選択します) $ sudo dpkg-reconfigure linux-image-`uname -r`
- 注1)
OpenGEU
(="Geubuntu") は他のものと異なり, 今のところオフィシャルなUbuntuプロジェクトの派生ではありません。また, Ubuntu本流のパッケージ以外も含まれているため, 現時点では単純なメタパッケージのインストールによってUbuntuからOpenGEUへ切り替える, ということもできません (これはOpenGEU由来のパッケージがUbuntu本流に取り込まれた後に実現される予定です)。UbuntuからOpenGEUに切り替えるためには, OpenGEUのWikiページにある手順を利用してください。OpenGEUからUbuntu, Kubuntuなどへの変更は通常通りメタパッケージのインストールによって可能です。 なお,
「Enlightenment」 ではなく 「Enlightenment DR17」 とバージョン番号を含めた形で表記しているのは, 大規模な変更が加わったことにより, DR17は既存のEnlightenmentとは次元の異なるWMであると筆者が考えているからです (端的には, 『筆者の趣味』 です)。 - 注2)
インストール時には必ず
[再読込] もしくはapt-get updateを実行し, リポジトリ情報を最新のものにしてください。*-desktopは大量のパッケージをインストールするため, リポジトリ情報が古いままインストールを行うと, 適切なパッケージを見つけられず (その時点で最新ではないパッケージを取得しようとしてnot foundが返り, 中途半端な状態になってしまうことがあります), インストールが正常に行えないことがしばしば起こります。 - 注3)
ここではdpkg-reconfigureでlinux-imageの再設定をしていますが,
initramfsを再生成できればupdate-initramfsなどでも構いません。