Ubuntu Weekly Recipe

第85回 UbuntuをWindows 7のサーバとして使う(1)ファイルサーバ編

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Sambaのセキュアな設定方法

Sambaの設定方法を詳細に紹介していたら,それだけで1つの連載になってしまうため,ここではほどほどにとどめておきます。考え方としては,sambashareというグループを作り,これに属している人だけがそのフォルダにアクセスできるようにします。

Sambaをインストールしてない場合,最初に行います。

$sudo apt-get install samba

次にsambashareグループを作成します。ただし,上記の「Sambaの簡単な設定方法」を行っている場合は特に必要ありません。

$ sudo addgroup --system sambashare

さらに,共有するフォルダを作成します。特にここでなくてはならないという決まりはありませんが,例として以下のようにします。また,グループも変更します。

$ sudo mkdir -m 775 /var/samba
$ sudo chgrp sambashare /var/samba

使用するユーザにグループのアクセス権を与えます。ここではユーザ名をikuyaと想定します。

$ sudo addgroup ikuya sambashare

Samba用のパスワードを設定します。パスワードは2回入力してください。

$ sudo smbpasswd ikuya

もちろん,/etc/samba/smb.confも変更します。33行目の部分:

[global]

## Browsing/Identification ###

# Change this to the workgroup/NT-domain name your Samba server will part of
  workgroup = WORKGROUP

を,以下のように書き換えます。

[global]

## Browsing/Identification ###
   dos charset = CP932
   unix charset = UTF-8

# Change this to the workgroup/NT-domain name your Samba server will part of
  workgroup = WORKGROUP

これで文字化けすることは基本的になくなるはずです。あとは一番下の行に,以下を追加します。

[share]
   browseable = yes
   writeable = yes
   path = /var/samba
   create mask = 0664
   directory mask = 0775
   valid users = @sambashare
   force group = sambashare

共有名shareを/var/sambaに,sambashareグループに属している人だけが閲覧と書き込みを可能にするよう設定しています。

最後に,Sambaを再起動します。

$ sudo /etc/init.d/samba restart

これでSambaの設定は終わりです。Win7からアクセスできるかどうか試してみてください。もしできない場合,一度ログオフして再ログオンするといいかもしれません。

Windows 7の機能(1)同期センター

同期センター自体はVistaからの機能ですが,Win7から加わった[ライブラリ]機能と組み合わせると,便利でしょう。ただし,ネットワークにあるフォルダと同期させる機能は,Home Premiumだと使用できませんでした。Professional以上をお使いください。

まずはSamba上に同期したいフォルダを作成し,そのフォルダを右クリックます。そして[常にオフラインで使用する]をクリックします。設定終了後,フォルダ上部に[ライブラリに追加]が追加されているので,これをクリックします。カテゴリは任意のものにしてください。

Windows 7の機能(2)バックアップ

バックアップも以前からありますが,Win7でネットワーク越しでのバックアップが可能になりました。ただし,これもHome Premiumではできませんでした。

[スタート]メニュー-[すべてのプログラム]-[メンテナンス]-[バックアップと復元]で起動し,[システム イメージの作成]をクリックします。バックアップの保存を[ネットワークの場所上]にし,[選択]をクリックしてください。さらに[参照]をクリックしてSambaサーバのフォルダを指定し,必要であればユーザ名とパスワードも入力してください。あとは指示に従っていけばできるでしょう。

図3 Win7 Ultimateでは,バックアップをリモートに作成することができる

図3 Win7 Ultimateでは,バックアップをリモートに作成することができる

次回はこの続きで,DNLAサーバ機能をセットアップします。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamメンバー。Ubuntu Japanese Teamではパッケージングなどを担当。ほかには日本語入力関連やOpenOffice.org日本ユーザー会コミッティも兼任。