9月に入り、夏休みももう終わり、そろそろ夏休みの宿題に取りかかっても良さそうな時期になってきました。そこで今回は自由研究の定番である
Stellariumとは
Stellariumは,
- 標準で60万個,
最大200万個まで追加可能な天体カタログ - 88星座
(や各地域の伝統的な星座) の星座線や星座絵の表示 - 惑星の表面をリアルタイムに描画
- 天体ごとの詳細情報の表示
- メシエ天体の画像表示
- 天の川の表示
- ランダムな星の瞬きや,
流れ星を再現 - 赤道座標系,
地平座標系の座標線の表示 - 地平線を示す背景画像の変更機能
- プロジェクタを用いたドーム投影用の描画方式への変更機能
- 望遠鏡を操作する機能
OpenGLを使っているために,
昨年の0.
インストールと起動と終了
インストールはSynapticや
初回起動時はフルスクリーンで表示されます。これは,
[video]
distorter = none
fullscreen = false
horizontal_offset = 0
画面の下部の座標や日付が表示されている部分にカーソルキーをあわせると,
1時間/1日/1週間分時計を進める/戻す,
日本語フォントの設定
Stellariumは一部のUIに英字フォントが使われるために,
最初に,
$ cd /usr/share/stellarium/data $ sudo ln -s /usr/share/fonts/truetype/vlgothic/VL-Gothic-Regular.ttf VL-Gothic-Regular.ttf
次にStellariumのフォント設定ファイル
$ gksu gedit /usr/share/stellarium/data/fontmap.dat
defaultの行を次のように変更してください
# Default font
#
default VL-Gothic-Regular.ttf 1 VL-Gothic-Regular.ttf 1
これでStellariumを起動すると,
- 注1
- 設定ファイル内では絶対パスも使えると書いてありますが,
0. 10. 2では使用できません。ここで設定したファイル名はすべて, data/ディレクトリからの相対パスとして扱われます。次のバージョンでは, フォント周りの仕様が整理され, fontmap. datによる設定そのものが必要なくなる予定です。
地域の設定
星空は観測場所と時刻によって見え方が変わるので,
ちなみに,
- 注2
- 自分の現在地の経度・
緯度を調べたい場合, 国土地理院のサービスである 「ウォッちず」 で地図を表示させた上で, 地図をダブルクリックすると緯度・ 経度情報を調べることができます。また, 「Google マップ」 で特定の地点を中心にもってきた上で, 「リンク」 を表示させるとURLの中に緯度・ 経度情報 (sll=の値) が度単位の十進数表記で埋め込まれています。高度については, 同じGoogle マップ内の 「地形」 情報を使えば20m単位で得られます。