PulseAudioは,
今回のレシピでは,
- 注1
- しかしPulseAudioへの移行期に,
音が出ないなどのトラブルに見舞われる場合があったため, 「音関係でトラブルに遭遇したらとりあえずPulseAudioを削除しろ」 という扱いを受けたこともありました。
アプリケーションごとの再生音量の変更
Ubuntu 9.
PulseAudioの機能として挙げられる代表的なものが,
筆者は,
ここで設定した音量は保存され、アプリケーションの次回起動時には、同じ音量で再生が開始されます。この保存されている設定を一括でリセットするには、ホームディレクトリの[.pulse]という隠しディレクトリに保存されているファイル["ランダムな英数字"-stream-volumes.
LAN内の別のマシンに音を飛ばす
筆者は,
- 注2
- 喫茶店にノートPCを持ち込んで作業しているときに,
天井に設置されているスピーカからBGMが流れてくるイメージです。このイメージを自宅に持ち込み, 筆者は 「今居るのはこたつ喫茶だ」 と思うことにしました。
そこで、PulseAudioのネットワーク機能を使って、デスクトップ機に接続されているスピーカを、あたかもノートPCに直接接続されているかのように使うことにしました
- 注3
- Apple製品のAirMac Express
(国外での名称はAirPort Express) が備えているAirTunes機能のような使い方です。余談ですが, Ubuntu側からAirMac Expressに接続するための 「pulseaudio-module-raop」 というパッケージがあります。ですが筆者はAirMac Expressを所有していないため検証できていません。
ではさっそく設定していきます。
まずは,
[システム]-[設定]-[PulseAudio Preferences]を開き,
図3 接続される側の設定。
「Allow other machines on the LAN to discover local sound devices」
「Don't require authentication」
- 注4
- 「Don't require authentication」
にチェックを入れると, 同一LAN内から認証なしで接続できてしまいます。認証を必要とする場合は, 接続される側のCookie (~/.pulse-cookie) を接続する側にコピーして, チェックを外します。Cookieが一致しないユーザは接続できなくなります。
接続する側
たったこれだけの設定で,
ノートPCからデスクトップ側のデバイスを選択すると,