年末年始ムードも落ち着き,
Debian形式のパッケージとそのテストツール
UbuntuはDebianをベースにしたディストリビューションであり,
あるソフトウェアのバイナリパッケージはおもに次のようなルートで生成されます。
- ソフトウェアの開発元
(アップストリーム) からソースコードのアーカイブを取得する - ソースコードをDebianのルールに従ってビルド,
インストールするためのスクリプト群 (debian/ディレクトリ) を追加する - アーカイブとdebian/ディレクトリを元に
「ソースパッケージ」 を作成する - ソースパッケージをビルドし,
バイナリパッケージを作成する
ほとんどの工程は半自動化されており,
アップストリームの新規リリースに追随したり,
ビルドテスト
パッケージを修正したらまず行うことはビルドできるかどうかの確認です。しかもただローカル環境でビルドするのではなく,
ある時点でパッケージをビルドできたとしても,
- 注1)
- たとえばUbuntu Weekly Topicsの2014年2月7日号の
「その他のニュース」 にも, 14. 04でのリビルド結果の報告が掲載されています。
パッケージのポリシー
Debianのパッケージはただソフトウェアをインストールするだけでなく,
と言ってもこの膨大なポリシーすべてに従っているかどうかを手作業で確認するのは至難の業です。機械でできることは機械に任せる,
Debianの場合,
インストールやアップグレードのテスト
ビルドも問題なく,
これを自動的に行ってくれるのがpiupartsと言うコマンドです。piupartsを使えば,
Debianでは,
動作確認
もちろんインストールするだけでなく,
そんな様々なテストを行うことで,