Ubuntuを使ううえでパッケージ管理は欠かせません。とくにUbuntu Serverのユーザーや真の初心者とは言えないユーザーであれば,
apt 1.0のリリース!
「Apt
そんなAptですが,
Deityチーム
- 注1)
- この頃のdebian-devel MLのアーカイブを見ると,
Mark Shuttleworthの名前が見つかります。 - 注2)
- 「Apt」
という名前になる前は, Deityと呼ばれていました。
aptコマンドの基本
さてこのApt 1.
Ubuntu 14.
$ apt(ここでTabキーを2回入力) apt apt-cdrom apt-file apt-key aptd apturl-gtk apt-add-repository apt-config apt-ftparchive apt-mark aptdcon apt-cache apt-extracttemplates apt-get apt-sortpkgs apturl
この
$ apt help apt 1.0.1ubuntu2 for amd64 コンパイル日時: Apr 10 2014 13:03:39 使用法: apt [オプション] コマンド apt 用コマンドラインインターフェイス 基本コマンド: list - パッケージ名を基にパッケージの一覧を表示 search - パッケージの説明を検索 show - パッケージの詳細を表示 update - 利用可能パッケージの一覧を更新 install - パッケージをインストール remove - パッケージを削除 upgrade - パッケージをインストール/更新してシステムをアップグレード full-upgrade - パッケージを削除/インストール/更新してシステムをアップグレード edit-sources - ソース情報ファイルを編集
表示される内容は,
パッケージの情報を探索する
パッケージの情報を探索するときはこれまで,
listコマンドは,
$ apt list ubuntu-desktop* 一覧表示... 完了 ubuntu-desktop/trusty,now 1.325 amd64 [インストール済み] ubuntu-desktop-mir/trusty 0.0.2+14.04.20140411-0ubuntu1 all
インストールされているものだけ,
$ apt list --upgradable 一覧表示... 完了 initramfs-tools/trusty-updates 0.103ubuntu4.1 all [0.103ubuntu4 からアップグレード可] initramfs-tools-bin/trusty-updates 0.103ubuntu4.1 amd64 [0.103ubuntu4 からアップグレード可] linux-firmware/trusty-updates,trusty-security 1.127.2 all [1.127 からアップグレード可] linux-generic/trusty-updates,trusty-security 3.13.0.27.33 amd64 [3.13.0.24.29 からアップグレード可] linux-headers-generic/trusty-updates,trusty-security 3.13.0.27.33 amd64 [3.13.0.24.29 からアップグレード可] linux-image-generic/trusty-updates,trusty-security 3.13.0.27.33 amd64 [3.13.0.24.29 からアップグレード可]
searchコマンドやshowコマンドはapt-cacheの同名のコマンドとほぼ同じです。ただしsearchは若干表示が変わっています。
apt-cacheには上記以外にもshowsrcやpolicyといった便利コマンドがありますが,
パッケージを操作する
パッケージをインストールや削除,
install,
ちなみにaptコマンドは,
edit-sourcesはこれまでになかったコマンドです。と言っても,
add-apt-repositoryでPPAをインストールした場合は,
$ sudo apt edit-sources cosmos-door-foo-trusty
ファイル名の末尾の
- 注3)
- デスクトップでアップデートマネージャーを使う場合は,
この違いを意識する必要はありません。
新しいaptコマンドを使いこなそう
aptコマンドはまだまだ誕生したばかりで,
強いて挙げるとすれば,
ただ,
- 注4)
- ちなみに
「apt」 コマンドは, Java 6以前のパッケージに同名コマンドが含まれるため, いろいろ考慮する必要がありました。