秋になり,
風の強い日に広角レンズで空を撮るだけでも面白い
インターバル撮影で素材を用意
まずは素材となる写真を用意しなくては話が始まりません。カメラを三脚などで固定し,
本体内にインターバルタイマーを内蔵していない機種の場合,
- 注1)
- これを専門家の間では
「インターバルタイマーの人」 と言います。
写真からタイムラプス動画を作成する
写真が撮影できたら,
動画の作成にはavconvコマンドを利用します
avconvはその名の通りオーディオ/
libav-toolsのインストール
$ sudo apt-get install libav-tools
フォルダ内のJPGファイルを連番にリネーム
i=0
for n in *.JPG
do
mv $n $(printf %04d $i).jpg
i=$(expr $i + 1)
done
avconvコマンドの使用例は次の通りです。
ソースとなるファイル名には
今回はソースとなる写真が99枚ありましたので,
また入力と出力のフレームレートに異なる数値を指定した場合,
連番のjpgファイルからogvの動画ファイルを作成
$ avconv -r 9 -i "%04d.jpg" -r 9 -b 15000k ../sky.ogv
自宅の屋上から15秒置きに撮影した空の写真99枚を,
- 注2)
- タイムラプス動作とavconvについては,
本連載304回でも紹介していますので, 参考にしてください。 - 注3)
- -rオプションが2つありますが,
1番目が入力, 2番目が出力のフレームレートになります。 - 注4)
- たとえば入力のフレームレートは9のまま,
出力のフレームレートに10を指定したとします。1秒あたりの入力ソースとなる写真は9枚しかないため, 10フレームを書き出そうとすると, 1フレームが不足してしまいます。この場合avconvは, 直前の1フレームを重複させて書き込むため, 1秒ごとに1フレームぶん停止しているように見える動画が出来上がります。