2016年7月6日:記事を更新しました
2014年10月15日の掲載時,
KVMやXenなどの仮想化技術を使って物理マシン上に複数の仮想マシンを作成し,
管理する物理マシンや仮想マシンが少ないうちは,
管理者の視点からは,
今回紹介するOpenNebulaもクラウドを構築・
OpenNebulaってどんなもの?
OpenNebula.
先に名前を挙げたOpenStack,
OpenNebulaの最初のパブリックリリースは2008年3月で,
使われ方としては,
開発はコミュニティベースで進められており,
- 注1)
- http://
opennebula. org/ about/ project/ - 注2)
- http://
opennebula. org/ opennebula-cloud-architecture-survey-2014/ CentOSの46%に次ぐ比率です。
特徴
OpenNebulaはシンプルでフレキシブルなクラウド管理ツールです。
ここではOpenNebulaの特徴をいくつかピックアップします。
実装
コアとなるOpenNebulaデーモン
各種リソースに対する処理は,
onedから物理マシン上の仮想マシンに対する操作はSSH経由で行います
OpenNebulaに公式では実装されていない機能をアドオンで追加することが可能です。コミュニティの手によるアドオンも公開されています
- 注3)
- 権限は基本的にOpenNebula用アカウントのoneadmin権限で,
一部root権限が必要なコマンドはsudoを使用します。SSHの認証方式は公開鍵認証です。 - 注4)
- たとえばハイバーバイザにKVMを使用する環境での,
SR-IOV対応デバイス用ドライバスクリプトなど。
CLIとSunstone
OpenNebulaはコマンドラインインターフェース
CLI,
Sunstoneは独立したデーモンプロセスとして稼働します。onedとCLIおよびSunstone間の通信はXML-RPCを使用します。 これにより,
Sunstoneは用途によってadmin, vdcadmin, user, cloudの4つのビューを切り替えることができます。 管理者はフルコントロール可能なadminビューを使用し
CLIでのコマンド出力フォーマットやSunstoneのボタン配置などは,