Ubuntu 14.
現在のUnityのステータス
UnityはGNOMEデスクトップ環境上で動く,
Ubuntu 11.
そんなUnityもUbuntu 13.
Ubuntu 14. 10で何が変わったのか
先日Ubuntu 14.
- 注1)
- 1年以上前の昨年5月
(つまり13. 04リリース直後) に書いた 「Unity 7の新機能」 と比べても, ほとんど見た目の変更がないことがわかります。
おもだったところを挙げると,
- HighDPIサポートの拡充
- Unity 7.
2の時点でHighDPIのサポートが謳われていましたが, その後の未完だった作業が引き続き行われています。たとえばHUDやロック画面の文字の大きさも正しく設定されるようになりました。 - ロック画面のリファイン
- マルチディスプレイ時にロック画面が使い辛かった問題の修正や,
パスワード入力部分にナビゲーターの表示, ロック中もクリップボードにデータが残っていた問題の修正などの対応が行われました。 - Launcherへのドラッグアンドドロップ機能の改善
- Launcherへたとえばファイルをドラッグしたとき,
そのファイルタイプに対応しているアイコンのみがアクティブになります。これまではそのまま特定のアイコンにドロップするとそのアイコンのアプリでファイルを開けるだけでしたが, 今回からドロップせずに1秒以上待つと, そのアプリにフォーカスが合うようになりました。さらに複数のウィンドウが開いている場合, 自動的に複数のウィンドウを展開して任意のウィンドウにドロップできるようにもなっています (注2)。 - ウィンドウ展開時の順番を直感的に
- Super+Wを押した時や,
複数のウィンドウを開いているアプリのLauncherアイコンをクリックした時に, ウィンドウが画面全体に展開されます。これまでは, この展開時にフォーカスに合っているウィンドウが常に右下に表示されていました。新しいUnityでは, ウィンドウの開いている位置に応じた配置に展開されるようになっています。 - シャットダウンダイアログの抑制
- ゲストセッションなど,
シャットダウン権限がない環境でハードウェアの電源ボタンを押したときに, シャットダウンダイアログが表示されてしまう問題が修正されました。 - マウススクロールイベントのハンドリング
- Dash上やアプリケーション切り替え時のマウススクロールイベントが正しく処理されるようになりました。
- systemdの対応
- UnityはもともとUpstartのSession Jobから起動されるサービスとして実装されていましたが,
今後のsystemdへの移行を踏まえて, systemdでも起動できるようにJobファイルやログの保存先, パッケージの依存関係の見直しが行われています。
- 注2)
- 「お前が何言ってるかわからない」
って方は, Firefoxのウィンドウ (タブではなくウィンドウ) を2つ開いておいて, Nautilusを起動し適当な画像ファイルをLauncherのFirefoxのアイコンまでドラッグしてください。そのまま1秒ほど待つと何が起こるかわかるはずです。ちなみにこれは3年以上前に報告された要望を実現した形となります。
ちなみにこれらの修正のほとんどは,
Unityの基本的な使い方
実際のところUbuntu 14.
UIとショートカット
UnityのUIはDash,
これらのコンポーネントのうち,
このDashには12.
プレビュー画面ではアプリの説明や代表的なスクリーンショットが表示されますし,
Launcherはよく使われるアプリや起動中のアプリのアイコンが表示される領域です。アイコンの左には起動中のウィンドウの数,
Indicatorは各種ステータスを表示する領域です。14.
また,
ちなみにあまり使っている人を見かけませんが,