皆さんは
LibreOfficeとはなんぞや
「ご存知でしょうか」
少しだけ説明すると,
機能としてはワープロ,
LibreOfficeの詳しい話については,
LibreOfficeKit
さて今回はこのLibreOfficeを
そこで今回は,dlopen()
して使用するヘッダーファイルのみで構成されます。このヘッダーファイルをインクルードしたバイナリを作ることで,
- ※1
- 単純にオフィスファイルを操作したいだけであれば,
UNO APIを使用したプログラムを作るほうが手っ取り早いでしょう。またUNO APIであれば, 各種プログラミング言語向けのバインディングも揃っています。LibreOfficeKitのメリットは, ファイルの内容をレンダリングできるという点にあります。 - ※2
- ちなみにLibreOfficeKitのライブラリの一部は
「liblibreofficekitgtk. so」 という 「libづくし」 の名前になります。LibreOfficeKitそのものも以前は 「liblibreoffice」 という名前だったようです。
LibreOfficeKitは,
ちなみにUbuntuの日本のコミュニティで活躍している有志が集まって執筆した
サンプルコードのサンプル
LibreOfficeKitのもっとも参考になるサンプルコードはLibreOffice Onlineのソースコードです。loolwsd
シンプルな例ではlloconvがあります。これはunoconvのLibreOfficeKit版とも言えるツールです。基本的な初期化と使い方をてっとりばやく把握できます。
レンダリング機能も利用した例であれば,
プログラムを作ってみよう
ここからは具体的なソースコードの例を交えて,
- ファイルフォーマットを変換するプログラム
(2ページに掲載) - ImpressのすべてのページをPNGとして出力するプログラム
(3ページに掲載) - Calcでキーボード操作をエミュレーションするプログラム
(4ページに掲載) - スクリーンショットをCalcに貼り付けるプログラム
(5ページに掲載)
なお,
必要なパッケージのインストール
まずプログラムをビルドするためのパッケージをインストールします。
$ sudo apt install build-essential libreofficekit-dev
これだけです。