Ubuntu Weekly Recipe

第499回 Ubuntuで!YouTuberに俺はなる!(前編)

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Shotcutの使い方

では,Shotcutを使ってこれらの処理を行う方法を見ていきましょう。

連結とカット

Shotcutを起動して,まずは動画の連結とカットを試してみましょう。ツールバーの「ファイルを開く」で,動画ファイルを開きます。再生が開始しますが,スペースキーを押すか,動画の下にある一時停止ボタンをクリックすることで止められます。開いた動画の一部だけを使いたいなら,シークバーの左右にある⏵と⏴をマウスでドラッグして範囲を指定しましょう。あとで細かくカットできるので,だいたいで構いません。ツールバーの「タイムライン」をタップしてウィンドウの下にタイムラインを出し,動画が表示されている領域をつかんで,タイムラインにドロップします。すると,ビデオトラックに選択していた範囲が「クリップ」として挿入されます。選択中のクリップには赤枠が付きます。

図1 動画をタイムラインに追加したところ

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タイムラインの現在位置(プレイヘッド)は,再生時間が表示されている「Master」の行をクリックして変更します。スペースキーを押せばプレイヘッドから再生が始まります。タイムラインはスライダーで拡大したり縮小したりできるので,必要に応じて調整しましょう。挿入したクリップはドラッグして動かしたり,右クリックしてメニューを出し,コピーなどの操作ができます。

YouTuberを目指すなら,やはり必要な部分だけをコンパクトにまとめないといけません。冗長な部分はできるだけカットする必要があります。カットする部分を決めたら,プレイヘッドをカットを開始したい位置にあわせ,タイムラインにある「プレイヘッドで分割」のアイコン(中央に破線のある長方形)をクリックします。さらに,カットを終了したい位置で「プレイヘッドで分割」をクリックします。これで,削除したい部分を別のクリップにすることができました。削除したいクリップの上で右クリックを押し,⁠削除」を選べばカット完了です。

図2 削除するために分割したクリップを右クリックしたところ

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他の動画を連結するには,⁠ファイルを開く」をクリックして開きます。後は,同じように範囲指定してタイムラインにドロップします。同じように,不要な部分を削り,クリップを好きな場所にドロップします。最初に追加したクリップの前後はもちろん,クリップを分割して途中に入れることも可能です。

このあたりの操作は,文字で読んでも今ひとつ分かりにくいかもしれません。せっかく動画編集ソフトを使っているので,動画の連結とカットから,mp4ファイルにエクスポートするまでの動画をYouTubeにアップロードしておきました。よろしければ本文とあわせてご覧ください。

編集状態の保存

Shotcutには自動的に状態を保存する機能があるため,急にPCの電源が切れるなどしても,編集内容を復活できる場合が多いです。しかし,やはり区切りのいいところで編集状態をファイルに書き出しておいたほうが安心でしょう。ツールバーの「Save」アイコンをクリックすれば,ファイル名をつけて保存できます。拡張子は「mlt」です。

なお,このファイルは編集内容を記述したXMLで,動画データ自体は含みません。そのため,読み込んだ動画ファイルを削除や移動してしまうと,次に開いたときに動画を読み込むことができないので注意が必要です。

mp4ファイルへのエクスポート

編集内容を動画ファイルに書き出すには,ツールバーの「Export」ボタンを押します。すると,図3のような表示になります。左側のリストにある「YouTube」を選ぶと,YouTubeへのアップロードに適した設定にしてくれます。特にこだわりがなければ,そのままの設定で「ファイルをExport」ボタンをクリックしましょう。ファイル名を入力してOKをクリックすれば,エクスポート処理が始まります。完了までに時間がかかりますが,処理中も編集を続けられます。

図3 YouTubeへアップロードできる形式でエクスポート

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著者プロフィール

小林準(こばやしじゅん)

Ubuntu Japanese Team リーダー。2005年より日本国内でUbuntuの普及活動を行っている。著書に,Linuxシステムの管理に必要な知識を解説した『独習Linux』がある。