Ubuntu Weekly Recipe

第618回 Ubuntu Cinnamon Remixを使用する

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Remix Remix Remix

Ubuntuの非公式な派生版は名称に「Remix」が付いています。Ubuntu日本語Remixは皆さんご存知だと思いますが,デスクトップシェルを懐かしのUnityにしたUbuntu Unity Remix図1⁠,デスクトップ環境をDeepin Desktop Environment (DDE)にしたUbuntuDDE Remix図2などがすでにUbuntu 20.04 LTSをベースにリリースされています。

図1 Unityが現代に蘇ってきたUbuntu Unity Remix。依存関係の都合か使用しないパッケージも多数含まれるものの完成度が高い

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図2 Linuxディストリビューション「Deepin」用のデスクトップ環境を採用したUbuntu DDE Remix。⁠Deepin」は中国語環境向けなので正直こちらのほうが使いやすい

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今回ここで紹介するのは,第601回でも紹介したUbuntu Cinnamon Remixです。

Ubuntu派生版でCinnamonデスクトップ環境を採用しているといえばLinux Mintを思い浮かべますが,どのような違いがあるのでしょうか。順を追って見ていきましょう。

Cinnamonのバージョン

Cinnamonのバージョンは4.4.8で,本記事の公開段階で最新版です図3⁠。

図3 ⁠システム情報」にはCinnamonのバージョンも表示されている

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UbuntuのCinnamonはDebianのパッケージをインポートして採用しており,Debianにアップロードされるタイミングでバージョンが上がります。DebianのCinnamonはリリース直後にアップロードされるような機会は少なく,最新のCinnamonを使用したい場合にDebianの不安定版を選択するのはあまりふさわしくありません。

ただ,今回はたまたまCinnamonのリリース自体が高頻度に行われないタイミングだったため,最新版が使えたということだと思われます。

ダウンロードとインストール

Ubuntu Cinnamon Remixのダウンロードページには3箇所※1のダウンロード元が紹介されていますが,Sourceforgeからダウンロードするのがいいのではないかと思います。

※1
Torrentの性質上1箇所とカウントしていいものか考えてしまいますが……。

ダウンロードのファイル名をよく見ると,minimalとdesktopが分かれて提供されています。ここではdesktopをダウンロードし,インストールするものとします。

インストールに関しては特に気をつけることはありません。

図4は初回ログイン直後に撮影したスクリーンショットです。シックなデザインのCinnamonです。

図4 Ubuntu Cinnamon Remixのログイン直後

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著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese TeamとLibreOffice日本語チームのメンバー。LibreOffice,VirtualBox,Joplin,Budgieデスクトップなどの翻訳を手がける。技術同人サークルteam zpn主宰。ほか原稿執筆を少々。