Ubuntu Weekly Recipe

第626回 UbuntuでもSteamのWindowsゲームを!

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Protonの有効化

お待ちかねのProtonの有効化です。といってもUIの説明どおりに設定し再起動するだけです。まずはSteamメニューの「設定」から「アカウント」にある「ベータへの参加」「変更」ボタンをクリックします。

図8 アカウントメニュー

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Protonはまだベータ版のクライアントが必要なため,ベータ版クライアントに更新して再起動する必要があります。

図9 ベータへの参加ダイアログ

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上記のダイアログから「ベータへの参加」「Steam Beta Update」になっていることを確認してOKボタンを押してください。初回起動時と同様にクライアントのダウンロードが行われるはずです。

次に再び設定から今度は「Steam Play」を選択します。

図10 Steam Playメニュー

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上記画像のように「Steam Play Settings」「Enable Steam Play for supported titles」にチェックを入れると,Valve側が確認したゲームはProtonが使われるようになります。さらに他のWindowsゲームもプレイしたいので「他のすべてのタイトルでSteam Playを有効化」をチェックしておきましょう。もちろん動くかどうかは運次第ではあるのですが。

ちなみに使うProtonのバージョンも指定できます。Protonのバージョンを変えることで動く場合もあるため,どうしても動かなかったときはProtonDBの情報を参考にバージョンを切り替えてみるのも良いでしょう。

これでWindwosゲームをプレイできるようになりました!

図11 Linux版のSteamクライアントからでも,ライブラリのWindowsゲームに「プレイ」ボタンが表示されるようになった

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図12 初回実行時はこのように「互換ツールを使っている」旨が通知される

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図13 無事にWindowsゲームが起動した!

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ちなみに「Big Picture Mode」による全画面表示や,各種ゲームコントローラーにも対応しています。コントローラーに関してはSteamクライアントにudevルールが付属していて,新しいクライアントならインストールした時点でルールが反映されるため,あとは接続するだけです。少なくとも手元のPlayStation 4用のDUALSHOCK 4コントローラーなら,USB経由で問題なく認識しました。

図14 黒猫をかわいがるノベタかわいい

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ProtonDBにはホワイトリスト済みのゲームリストがあります。まずはそこからWindowsゲームを選んでみると良いかもしれません。また,ProtonDBのトップページの右下にある「ホワイトリストにはないけれども,きちんと動くという報告が多いゲーム(レートがプラチナなゲーム⁠⁠」のリストもありますので,そちらも参考になることでしょう。

お金をかけることなく(返金処理などを考えずに)動作を確認したいのであれば,Steamのサイトから無料のゲーム(大抵は基本無料で本格的にプレイするならDLCの購入が必要なゲーム)体験版を探してきて試すという方法もあります。無事に動いたWindowsゲームがあれば,ぜひProtonDBにも報告してください。

次回はSteamをLXDコンテナの中で動かす方法を紹介します。

動画3 操作に慣れないうちは殴ったほうがはやかったりする。杖の三振りぐらいでバランスを崩すノベタかわいい

動画4 空中で杖を振ると対空できる謎理論。物理で空を飛ぶ魔法少女かわいい

著者プロフィール

柴田充也(しばたみつや)

Ubuntu Japanese Team Member株式会社 創夢所属。数年前にLaunchpad上でStellariumの翻訳をしたことがきっかけで,Ubuntuの翻訳にも関わるようになりました。