Ubuntu Weekly Recipe
第635回 Ubuntuでパソコンを光らせよう
今回はPCパーツのLEDをコントロールするアプリケーション,
「パソコンを光らせる」
何年か前から,
そもそもPCパーツが光っても,
しかしながらLEDがパーツごとに光るため,
というわけで,
今回のパーツ構成
マザーボード
検証に使用したのはMinix-ITXサイズの
このマザーボード上にはLEDはありませんが,
CPU
選択したマザーボードで動作するものであれば何でもいいのですが,
CPUファン
CPUファンはなるべくコンパクトなものがよく,
メモリ
メモリも光るもの,
PCケース
PCケースはMini-ITX用で中身が見えるものということで
このケース,
8センチ四方のケースファンが付いているので,
SSD
今回は光らせるわけではないので別に何でもいいです。
実は第628回で使用したPCの構成とほぼと同じです。
Ubuntuとカーネルのバージョン
今回使用したUbuntuのバージョンは20.
これはなかなか大変だぞと思っていたのですが,
OpenRGBのビルドと起動
OpenRGBは残念ながらパッケージになっていないため,
$ sudo apt install git build-essential qtcreator qt5-default libusb-1.0-0-dev libhidapi-dev pkgconf $ git clone https://gitlab.com/CalcProgrammer1/OpenRGB $ cd OpenRGB $ qmake OpenRGB.pro $ make -j8
makeのオプションはj8でなくてもいいです。今回使用しているのがRyzen 5 2400Gで,
OpenRGBを使用する
OpenRGBの起動はビルドしたフォルダーで,
$ sudo ./OpenRGB
OpenRGBは現在も活発に開発が行われているアプリケーションであり,
図1は設定例です。基本的には
認識しているデバイスで同じように光らせる場合は,
OSのレベルで制御しているため,
Ubuntu, Focal Fossa, AMD, LED
バックナンバー
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