Ubuntu Weekly Recipe

第685回 音楽プレイヤーRhythmboxのさまざまな機能

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リッピング

昨今CDを買うこともあまりないかもしれませんが(2回目⁠⁠,CDでしか買えないものもあったり,CDに添付されるBlu-ray Discが魅力的だったり,以前購入したCDがあったりで,リッピングする機会もまだまだあるのではないでしょうか。

Rhythmboxではリッピングができます。音源のデータはMusicBrainzから取得します。ということは,MusicBrainzに登録がない場合はデータを取得できません。ただしRhythmbox 3.4.4からはListenBrainzからもデータが取得できるようになっています(詳細後述⁠⁠。データが取得できない場合は自分で登録するか,あるいは別の方法でリッピングすればいいのですが,今回は解説を省略します。

事前にリッピングの設定を確認しておきましょう。図4を再び見てみると「ライブラリの構造」があり,これがリッピングの設定です。基本的にはこのままでいいでしょう。⁠フォーマット」「Ogg Vorbis」あるいは「FLAC」が推奨ですが,他のものも選択できます図10⁠。下に表示されているのはリッピングのクオリティですが,⁠MP3」「Ogg Virbis」では「Ubuntu」が選択されています。これは充分に高音質な設定なので,やはりこのままの設定でいいでしょう。

図10 フォーマットは6種類から選べる

図10

CDをドライブに挿入するとRhythmboxが自動的に認識し,情報がある場合は取得します図11⁠。続けてミートボールメニューをクリックするとメニューが表示されるので「取り込む」をクリックするとリッピングを開始します図12⁠。

図11 CDの情報を自動取得した

図11

図12 リッピングを開始した

図12

もちろんCDをそのまま再生することもできます。

プレイリスト

自分の好みの曲でリストを作成できます。Rhythboxには「プレイリスト」「オートプレイリスト」があり,前者は左下の「+」をクリックすると表示される「新しいプレイリスト」でプレイリストを作成し,そこにプレイリストに入れたい曲をドラッグ&ドロップし,プレイリスト名を変更するというのが基本的な使い方です。

「オートプレイリスト」は,一定の条件で自動的にプレイリストを作成する機能です図14⁠。

図13 左下の「+」をクリックするとメニューが表示される

図13

図14 条件を指定してオートプレイリストを作成する

図14

プレイリストを選択した上で右上のミートボールメニューをクリックすると「プレイリスト」というメニューが表示されます。注目すべきは「プレイリストの保存」で,プレイリストを3つの形式から選択できます図15⁠。

図15 ミートボールメニューに「プレイリストの保存」がある

図15

保存したプレイリストは図13の「ファイルから読み込む」で取り込むことができます。

再生キュー

「再生キュー」は,端的に説明すると一時的なプレイリストです。その時聴きたい曲を再生キューに入れておいて再生したい際に使用します。⁠一時的」とはいえRhythmboxを終了したらクリアされるというたぐいのものでもありません。

アルバム単位で聴く場合には使用する機会はないでしょうか,特定の曲をザッピングして聴きたい場合には便利かもしれません。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamのメンバー。VirtualBoxなどの翻訳を手がける。技術同人サークルteam zpn主宰。ほか原稿執筆を少々。