今回は連載の最後として,
なぜ仮想化でストレージが重要か
仮想化技術を利用した環境構築を突き詰めていくと,
CPUやメモリは性能や容量が見積もりやすいのに比べて,
ストレージの種類
仮想化で利用されるストレージにはいくつかの種類があります。
- ・
ローカルストレージ - 仮想化ホストにローカルで接続されているハードディスクなど。DASとも呼ばれる。速度は接続されている方式によるが,
概ね高速。共有が行えない。 - ・
NAS - 要するにファイルサーバ。NFSが使われることが多い。ギガビットEthernetで接続されるのがほとんどなので,
どんなにストレージ側で頑張ってもアクセス速度は1Gbpsに制限される。※ - ・
iSCSI - TCP/
IPにSCSIプロトコルを流す仕組み。あの太いSCSIケーブルがEthernetケーブルに変わったと思えば良い。こちらも多くの場合ギガビットEthernet接続なので, 速度は1Gbpsに制限される。※ - ・
FC (ファイバチャネル) - 光ファイバケーブルで接続するストレージ。FC SANとも呼ばれる。FCは2Gbpsから4Gbps,
高速なものだと8Gbpsで接続される。
仮想化環境では,
- ※
- 接続経路のマルチパス化や10G Ethernetの利用など性能を改善する仕組みは存在しますが,
本記事ではとりあえず置いておきましょう。
ストレージの選択
ストレージに求められる最も技術的な要素は速度でしょう。仮想化環境の場合,
速度を求めるならFC
速度で考えるなら,
コストパフォーマンスでNFSかiSCSIか
共有ができて,
もし,
iSCSIは普及しているか
よく
まず,
今後,