Android Weekly Topics

生活の一部になりはじめたNothing Phone(1)

Nothing Phone (1)を手に入れて2週間が過ぎました(この原稿が公開されるころには3週間を迎える目前になります)今回は、ここまでのNothingの動き、そして、しばらく使って感じたことをまとめておきます。

Nothing OS 1.1.0が配信開始

7月22日、Nothing OSの最初のアップデートになる1.1.0へのアップデートが配信されました。公式ブログには、変更点が公開されています。

A better camera experience. And a new Tesla control feature. Get Nothi – Nothing Japan

Nothing JapanのTwitterアカウントにも変更点が投稿されています。

使い始めて1週間も経たない間にアップデートされたので、これといった不具合も発見していませんし、アップデート後の変化も感じていないのが正直なところです。

KITH TOKYOで限定販売開始

先行販売の100台以降は、販売に関わるアナウンスがありませんでしたが、8月2日に「KITH TOKYO」の実店舗で数量限定での販売が行われました。ここで販売された端末は、先行販売された100台と同じスペックで、8GバイトRAM+256Gバイトストレージのホワイトとブラックです。

小出しにする売り方は、カールペイがOnePlusの頃から取られている方法です。相変わらず巧みな話題作り術です。国内の正式販売は8月とアナウンスされています。

音に合わせてピカピカするモードが発見される

Phone(1)は背面LEDが特徴なので、発見された機能はアップデートで追加されるだろうと思っていた方も沢山いるはずです。

Glyph Interfaceを使った隠し機能「Music Visualization」が発見されました。これは、音楽の再生に合わせてGlyph Interfaceが光ります。音楽だけでなくYouTubeやNetflixの動画を再生している時も、再生される音に合わせてピカピカします。

Nothing Phone (1) has hidden Music Visualization mode - 9to5Google

本体スピーカだけでなくイヤホンでもGlyph Interfaceは光るので、この機能を有効にしたまま使い続けると自己主張の強いスマホになります。

たとえば、これまでスマホで音楽を聴く時は、端末をポケットに入れたままにするか、端末を自分の方に向けてディスプレイの歌詞を見る使い方がほとんどだと思います。Phone(1)では、新しい要素として端末の裏側でも音楽を楽しめます。今後もGlyph Interfaceの新たな使い方が出てくるかもしれません。楽しみです。

発熱はどうだろうか

スマホは、世代が進んでSoCが高性能化するたびに発熱問題が論じられるようになりました。PCでもあるまいし、スマホの発熱を論じる必要性はないと考える頃もありましたが、いまや発熱に対して何らかの対策がされていることが評価軸のひとつです。

Phone(1)は、何らかの発熱対策がされている情報はありませんが、搭載SoCのSnapdragon 778G+がそのキーポイントになっています。

Snapdragonは、TSMCとSamsungで製造されていますが、Snapdragon 778G+は、TSMCの6nmプロセスで製造されています。おかげで、より微小な製造プロセスのSnapdragon 780Gと比較しても、低発熱で低消費電と言われています。これが、シリーズの中でもバランスの良いSoCと評価される理由になっています。

実際、ゲームをしない筆者にとって長時間の動画撮影くらいが唯一の高負荷処理ですが、この前に使っていたPixel 6 ProほどPhone(1)は、熱くなることはないので長丁場の撮影でも安心して使っていられます。夏場には、ありがたい端末です。

今週は、このあたりで、また来週。

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