The Doucment Foundationは8月18日(ドイツ時間)、「LibreOffice 7.4 Community」の一般提供(GA)を開始した。サポートプラットフォームはWindows、macOS(Apple SiliconまたはIntelプロセッサ)、Linuxで、すでにダウンロード可能となっている。
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新たにWebP、EMZ/WMZをサポート
LibreOffice 7.4 Communityでは新しい画像フォーマットとしてGoogleが開発する「WebP」をサポート、またWindowsのファイル形式であるEMZ/WMZのサポートも追加している。全体的にパフォーマンスと互換性が大きく向上しており、UI/UXの改善点も多い。たとえば「Writer」ではハイフネーションをオプションでより細かく設定できたり、変更履歴に元の番号を表示できるようになっており、「Calc」ではスプレッドシートの列数が最大1万6,384列までサポートされている。
リリースノートによれば、LibreOffice 7.4 Communityの新機能は147人の貢献者によって開発され、ソースコードの貢献の72%はアドバイザリボードに参加するCollabora、Red Hat、allotropiaの3社とThe Doucment Foundationを含むその他の組織に所属する52人によって行われた。また、528人のボランティアが158の言語でローカライズに取り組んだ結果、120もの言語でリリースされ、世界で54億人以上が母国語で利用することが可能になっている。