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Linuxパッケージ管理ソフトFlatpakの新バージョンFlatpak 1.14.0がリリース

Flatpak開発チームは8月22日、Linuxデスクトップ向けパッケージングソフトウェア「Flatpak 1.14.0」のリリースを発表した。今回のリリースでは機能的に大きなアップデートはなく、全体的なUI/UX向上を図った細かな機能改善やバグフィクスが中心となっている。

Release 1.14.0 flatpak | GitHub

Flatpak 1.14.0ではflatpakrefおよびflatpakrepoファイルで新たに「DeploySideloadCollectionID」キーをサポート、リモートからメタデータがプルされるときではなく、リモートが追加/構成されたときにコレクションIDを設定することがflatpakref/flatpakrepoファイルで可能になった。DeploySideloadCollectionIDキー自体は、サイドローディングが実装されたFlatpak 1.7.1で追加されていたが、今回flatpakref/flatpakrepoファイルにも追加したことで、1.7.1以前のバージョンに影響を与えることなく、コレクションIDを設定できる。

その他のアップデートとしては

  • --userのエイリアスとして-uが利用可能に
  • サブサンドボックスがセッションバスでMPRIS(Media Player Remote Interfacing Specification)名を所有可能
  • CLIの改善
  • --socket=gpg-agentがflatpak runおよび関連コマンドで認識
  • 安全ではないlibcurlの使用によるメモリ破損問題の修正
  • SELinuxポリシーのアップデート
  • ユニットテスト、CIインフラ、ドキュメントなどの改善
  • 複数のロケールの翻訳の更新

などが実施されている。

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